霊泉寺温泉 松屋旅館1-3@夕食
17時30分に風呂から上がり部屋に戻る。部屋に案内されたときより気温が数度下がりエアコンは必要なくなった。でも湯上がりで体はポカポカしていて扇風機で冷やす。部屋の扉を開けておくと空気の流れができて気持ち良い
17時30分から18時の間の配膳なんて随分余裕をもたせるな、なんて思いながらお茶をすする
大抵の旅館は「夕食は○時」と決まっている。でも2時間風呂に入ったから部屋で夕食を待ちながらダラダラするのも良いか、なんて考えながら落雁を食べようか迷った。
湯上がりで糖分を補給したいが夕食に響くと嫌だなぁと我慢する。マルコテレビは道路の監視カメラの映像を流している。
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17時40分に配膳。「食事が終わったら9番に連絡下さい」と女将さんは去っていく
あらあら
蓋をパカッと
税込み7,800円でこの料理。こういう旅館に出会ってしまうと15,000円の旅館に泊まるハードルが上がる。何度か書いているけれど、温泉旅館の料理はこれくらいがベストです。華やかさは足りないかもしれないけれど、郷土料理で地場野菜が使われていれば完璧です。フィギアスケートみたいな料理は必要ありません
鯉こく
ますや旅館で食べた鯉こくが衝撃的で、以降苦手意識が付いてしまったのだけど松屋旅館の鯉こくはとてもあっさりしていて食べやすかった。鯉の身はホロリとしていて滋養に満ちている
鯉の洗い
うまいうまい
鮎の塩焼き
ちゃんと暖かい。川魚3連チャンで獣肉はなかった
揚げ浸し?煮浸し?嬉しい一品
茄子・ししとう
かぼちゃ・エビ・朝鮮人参
トマト!
茗荷が効いた煮物
椎茸と夕顔?ツルンとしてた
山菜
モロッコいんげんの胡麻和え
胡桃も使われていたと思います
フレッシュなぬか漬け
米は3杯分
米を装って烏龍茶を注いで完成!
テレビを消して胡座をかいて窓からの景色を見ながら食事する。霊泉寺温泉の静けさと昭和な客室がとても合う。妻子を残して一人やってきた温泉旅館、寂しさは一遍もなくやけに充実した気持ちで「鯉うめーな」とか思いながら腹を満たす。悪くない。全然悪くない
禁酒4日目、温泉旅館に酒は付き物ですが烏龍茶でやり過ごした。偉い偉い
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内線9番
受話器を置くと「カッッッキョン」と可愛い音が鳴った
下げに来た女将さんに風呂について質問する
「夜は22時まで。朝は6時から」
「夜中は入れませんか?」
「加温の関係でねぇ」
「僕ぬるいのが好きなので加温しない方が良いです」
「じゃあ上がり湯の加温も止めちゃって良い?」
「お願いします」
やったぜ!加温なしの湯船で明日まで遊べるぜ!
20分で食べ終えて直ぐに湯船に戻る
19時半を過ぎると、外の冷気が浴室に忍び込むのを感じる
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20時まで2時間遊ぶ。霊泉寺温泉はぬる湯をもっとアピールすれば良いのにな、と思う。埼玉から車で3時間以内で37℃の湯船の温泉地を僕は知らない。加温なんかしなくても十分魅力的だ。芯から温まりたい時は共同浴場に行けば良い
そうだ!冷蔵庫に美味しい水があったんだ!!
「秋上がり」って言葉に一目惚れ。意味は全然分からなかったが去年仕込んで夏の終りまで熟成させることらしい
バナナサンドとかいうおっさん達がゲラゲラ笑っているテレビをBGMに早い秋を楽しむ。21時を過ぎたら共同浴場からデッキブラシでタイルをこする音が聞こえた
21時20分に風呂へ戻る
36℃まで湯温が下がる。とーっても気持ち良い
貸切だから湯船にぷかーっと浮いて口笛を吹いたりして遊ぶ。1時間で切り上げて布団に寝っ転がったら眠くなり、あぁ良い一日だったと思いながら意識を失った
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