2階にある小さな共有スペース
他の宿泊者がいなかったので、館内はいつもシンとしていた。世の中から切り離されてしまったような不思議な寂しさが隙間風のように心に入り込んでくる。そしてとても贅沢な気持ちになる
僕にとって酒井屋旅館はさほど強い印象はない。強い個性を感じない、と言い直したほうが良いだろうか?長野県の温泉旅館に泊まろうとする時に、酒井屋旅館は上位には出てこない。リストにすら入っていない事の方が多い。にも関わらず、今回で3回宿泊している。どこに魅力を感じているのだろうか?と考えてみると、この旅館で得られる静けさは他の旅館には存在しない。今は宿泊者を減らして営業されているが、以前は5~6組の宿泊客がいたはずで、そういう賑やかな酒井屋旅館はどんな雰囲気だったのだろうと想像しながら静かな空間に佇むのはとても良い。歴史がありそれが褪せないまま汚れないまま存在しているからこそ、そういう気持ちになれるのだろう(もちろんこれは同泊者の民度に左右される)
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以前ここには大きな灰皿が置いてあったが、館内禁煙になったのだろうか
朝から何も食べてなくて客室の羊羹を食べようか迷ったが、この飴を舐めて我慢することが出来た
風呂へ
どちらも利用させてもらえた。男湯よりも女湯のほうが脱衣所も湯船も(少しだけ)広い。
女将さんによると投入量も女湯のほうが多いとのこと。でも気持ちの良さは男湯も女湯も同等だった。完全放流式掛け流し、人が入るために生まれてきたような適温な単純泉。とても気持ちが良い
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家族で入る
客室に付いている専用風呂も良いが、内湯を貸切で使えたほうが贅沢な気がする。やはり湯船はある程度大きくないとね
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