夜中1時半に目が覚める。起きた瞬間に空腹を感じた。昨日の昼御飯用に買ったパンを冷蔵庫から取り出し、齧りながら風呂に浸かる。お湯に浸かりながら食べるパンは…背徳的で美味しい。結局一つでは足りず、2個食べてからベッドに戻る。
6時に目が覚め、そのまま湯船へ
透明からにごり湯に変わり見た目も真湯になった。ぬる湯の真湯、という矛盾した事実を喜びをもって噛みしめる
初めて野沢温泉を訪れた時は住吉屋に宿泊し、チェックイン時にまだ内湯が貯まっていなくて小雨が降る中外湯めぐりに出掛けた。そして2番目に見つけた真湯で全身を火傷し、住吉屋の張りたての内湯で更に火傷し、チェックアウトまで風呂に入れなかった。二度と野沢温泉には来るまいと誓い、忘れ、5年後に野沢屋と出会った。現在、僕らが一番訪れている温泉地がここになった。心から憎んだ真湯源泉をぬるくして御した征服感で心は満たされている
温泉卵作ったり起こしてミルク飲ませたりを逆算すると風呂でゆっくりする時間はなかった。10分で上がり、部屋を出る
6時過ぎなら風呂は空いてるだろうかと見に行くも既にスリッパが数組
何組かの夫婦とすれ違い、既に宿泊客の多くが起きていることを知る
駐車場で卵をネットに詰める
駐車場の真横が上寺湯で、温泉卵作りもここで
20分潰そうと熊の手洗湯に行くが、建物3m手前で湯船で爺が喋る声が聞こえたので止める。観光客だと思うが、どうして静かに浸かることができないのだろうか?上寺湯は人の気配がなかったが、人の気配のない外湯もまた危険なので避けた
パタパタ歩いてみたが、旅館のサンダルの履き心地が悪く部屋に戻る
起こす
20分後、卵の回収
いつも松葉の湯で作っていたので加減が分からず、普通のゆで卵になってしまった。20個のゆで卵を帰ってから少しずつ消費している
朝食前に3人で入る
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朝食は7時半以降ならいつでも大丈夫とのこと。夕食の感じからするに、7時半には「既に」配膳済であろうと予想して早めに向かう。料理が乾いてしまっては悲しい
食事処の前ではリンゴジュースの試飲が行われていた
コロナ禍でいろんな人が触る試飲はちょっとねぇ…
飲み物類もセルフで置かれていたが、これもちょっとねぇ…
予約サイトの口コミで「朝食の焼魚が冷たかった」と書かれていたのが懸念材料だったが、室温程度の暖かさは有ったので胸を撫でおろす。某旅館では夕食後に鯵の干物の臭いがして、朝食にその焼いたであろう鯵の干物がガビガビで出たこともあるので、それに比べれば全然大丈夫
昨日と同様、子供にご飯を頂く
味噌汁を掛けたり鮭を取り分けたりして時々口に持っていくが、手で払うしぐさをして食べない。朝ごはんは習慣付いてないので仕方ないかなと思っていたが、食事終了間際にパクパクと食べ始めた。離乳食は好き嫌いと気分が複雑に絡み合うので、真面目に向き合うと精神をとても消耗する。僕は言葉のコミュニケーションが取れるまで食べたいものを適当に食べてればよいかなぁと思いつつ、真面目に離乳食作りをしている。真面目に作って真面目に与えない。その程度の緩さが必要な時期だ
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朝食後の風呂をニヤニヤしながら見つめる人。入りたいらしい
来い!
今までは夕食前に1回、朝食後に1回入れる程度だったが、今回は5~6回入った。そして彼女なりの風呂の楽しみを見つけたようである。お湯の浮力で伝い歩きをしたりジャンプしたり、湯口の熱いお湯を触ったりして遊ぶ姿を見ると、また近いうちに温泉に連れて行こうと思う(6月は松渓館を予約済)。本人の記憶に残らなくても楽しかった感情が脳の発達に寄与すれば嬉しい。
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