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しもすわ温泉 三代目おくむら旅館3-1@序 御湖鶴 部屋

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2021年2月宿泊 2回+1回目



※湯檜曽温泉 林家旅館の途中ですが、三代目おくむら旅館の宿泊記を先に公開します。館内に「口コミ投稿」してほしい旨書いてあったので速いほうが良いだろうなと。僕は悪口を言いつつ旅館を応援したいという訳の分からないブログを書いているので宿にとって薬になるのか毒になるのか分かりませんが

真面目な話、開業初期の売上の伸びは事業を始める人にとって何より大事なものです。代替わりする時期としては最悪だと思いますが、僕の悪口で興味を持って宿泊する人が一人でも増えれば嬉しい

 
先代が引退する話はネット上で話題になった。旅館の廃業でも休業でもなく引退が話題になるのだから宿泊者は僕と同じ様に宿主に惚れていたのだろう。旅館に多く泊まるようになると宿主の存在がとても重要になってくる。部屋の設えや泉質や食事よりも宿主がどういう姿勢で迎えてくれるのか?が宿泊中の快適度を左右する。例えば、ホームパーティーに呼ばれて豪華な食事が並んでいてゆっくり寛ぐ事ができてもホストが一切顔を出さなかったらそのひとときは楽しいものになるだろうか?旅館の宿泊とは招かれていないホームパーティに参加するようなものだ。だから宿主が見えない旅館の感想は大抵薄く弱い。

初めて宿泊した日は大雪が降っていて、外套に付いた雪を払いながら宿に入った。先代ご夫婦が迎えてくれた。初対面にも関わらずご主人は満面の笑みで僕らの相手をしてくれた。その時のやり取りを思い出すと未だに心が暖かくなる。初対面の宿泊客に一切の警戒感のない笑顔を向けられる人は殆どいない。その笑顔が見たくて再訪したのだ。僕のように先代を慕う人はとても多かったのだろう。でなければ引退がネット上で話題になることなんてない

 
引退の葉書も頂いた。引退までにもう一度宿泊しようか迷ったが、結局行かなかった。恐らく宿泊したらチェックアウトの時「お疲れさまでした」とか声をかけることになるだろう。何というかそういう言葉を彼らに掛けたくなかった。お別れの挨拶的なものをしたくなかった。そして今年に入り3代目の営業がスタートした

 
折しもとmこさんが入院した日、そろそろ来週の旅館を決めなければなと考えていた。もちろん二人で旅行の予定だったので館内の移動が楽で部屋にトイレがあって風呂の温度が適温な旅館を中心に物色していた。でも朝イチで診察を受けたとmこさんから入院の連絡が来て面会も一切できないことを知った。面会ができない、食事管理で差し入れも不可能となると病院に任せるしか無い。とむこはとても手持ち無沙汰になってしまった。旅行の日程は組んであるので一人旅で手頃な場所は・・・で思いついたのが3代目おくむら旅館だった。

相方が入院してやることもないから一人旅をする、というのはやはり理解されない部分は多くお客さんに「妊婦を置いて旅行なんて止めなさい」と窘められたりしたが、じゃあ2日間何もせず過ごすのが正しいのかというと、それはそれで面白くない。僕が自宅でじっとしていたらとmこさんの回復が早くなるわけでもない。なので予約を入れた

出発2日前、急に宿泊したくなくなる。一人で3時間も運転して一人で旅館に宿泊とか馬鹿じゃね~の?とかいう考えがチラつく。自宅なら、自宅ならどんなにぐうたらしていてもそれなりに快適なのに何故わざわざ出掛けて疲れるようなことをするのか?絶対骨休みにならないだろ、野次馬根性でブログネタ漁りに旅館宿泊なんてゲスいよな、と心が叫ぶが既にキャンセル料が発生するので心に厳しく出発した。だがしかし、チェックインが16時からなので自宅を出るのは13時で良い。なんか、13時ってもう一日の半分過ぎてるじゃね-か…

 
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この日も風が強くて車がフワフワと揺れ、二日酔いのような気分で高速を運転する。一人で無表情で運転していると髭が伸びる瞬間を感じ取ったりする。髭が伸びるときって皮膚がちょっとゾワゾワするんだよ。知ってた?

道の駅でしっこタイム

南佐久の道の駅に比べるとすごく寂れてるな

 
和田宿ステーションの向かいのセブンで回数券を買う

お菓子を2つ買ったのだけど、レジ袋に入れてくれなくて戸惑った。スーパーだとレジ前にレジ袋が置いてあるから買う習慣が身についたが、アナウンス無く商品を放置されたのは初めての経験。こういう違いに気づいて驚くほどコンビニに行かなくなったんだなぁと感慨深い

 
喉の消毒剤を買いに

15時45分に着いて駐車場はほぼ満車。来客も多かった。16時まで有料試飲をやっているけど下調べしたら50mlで450円とかアホみたいに高額だったので止めておきました。酒蔵が試飲と称して市価の4倍以上の値付けをする感覚が理解できない。控えめに言ってボッタクリだと思う。3種飲み比べにすると1000円になるから単価は330円まで下がるけど、それでも御湖鶴を知ってほしいという姿勢とは違うような。正直味を確認するための試飲にお金を払うのも抵抗があるし

御湖鶴に関しては宿泊中にもちょっと出てきます

 
駐車場に到着。いつも思うが道が狭い

外観は変化なし

鳥居っぽい構造物は新しい。強風で暖簾が絡まってる

 
 
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3代目は小林さん。宿泊当日はご夫婦で営業されていました

とても優しい奥様と朗らかなご主人でした。掴みはオッケー

 
館内は客室を2階にして1階は食事処に。前は部屋食だったけどこの方が合理的かなと思う

 
予約サイトには出てないけど「さくら」は直予約用かな?

「にの間」に泊まりました

 
部屋に通された時「トイレまで遠い!」というのが正直な感想

このプレートは取り敢えずなのだろうか?随分やっつけ感があるが

個人的には「ぼにの間」なんだよなぁ。せめて色は統一して欲しい

小さい踏込み。襖を開けっ放しで過ごしたけど両方閉めると防音性上がるかな?

 
6畳間

 
この部屋に泊まるのは初めてなのでどのくらいリフォームしたのか判断できません

風情はないけれど、眺めは悪くない

この部屋は3畳間にダブルベッドが置いてある

こういうせまっちい空間が好きなんだよな

 
自宅を作る時は同じ様にベッドしか無い部屋にしたいと思っていた。やっぱ良いじゃん

 
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リネン類は旅館というよりおばあちゃん家に来た感があるw

 
電気毛布があったり

 
3畳間にもエアコンがあったりと快適。

 
クローゼット

 
向かいの部屋も同じ位置にクローゼットがあるのかな?ドカドカと大きな音が響いてきた

 
キーホルダーが細かい

健康チェックシートに記入してお茶を頂く

まんじゅうはさつまいも餡だったと思う

Wifiは帳場にルーターがあるらしく、この部屋は快適に使えた

コメント

  1. satomi より:
    とむこさんの宿泊記は、宿入りする前の心情や風景が丁寧に描されていて
    読みながらワクワクしますね。
    同時に、館内や部屋、お風呂、もちろん食事内容など感想も含めて
    詳しく書かれているから宿探しの選択にとても参考になります。


    >恐らく宿泊したらチェックアウトの時「お疲れさまでした」とか声をかけることになるだろう。
    >何というかそういう言葉を彼らに掛けたくなかった。お別れの挨拶的なものをしたくなかった

    こういう気持ちも「そうそう・・そうなんだよねぇ」って思えたし

    >出発2日前、急に宿泊したくなくなる

    こんなことも^^ ワタシもあるあるです。


    とmこさん、如何ですか?
    面会出来ないのは、いろいろ想像するしかないから辛いですね。
    line等でやり取りは出来るのでしょうけれど、やっぱり顔を見て
    安心したいですものね。
    • とむこ より:
      導入部の文章ばかり長くなっていく…旅館に着いてしまうとそんなに書くこともないのですごく読みにくいブログになりつつあります。
      とむこはとても薄情なので「面会できないのか…ま、病院に任せておけば良いし」と旅行に行ったりしているのです。敢えて言えば、パートナーが身近にいなくなると周りの景色が少し薄く感じます。この歳で本当の独身だったら結構心を病んでしまう性格なのだろうなと自分を観察しています。自分のことしか考えていませんね
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