朝の5時
少しずつ夜が明ける
和泉屋旅館の風呂は朝6時からだが夕食時に「少しだけフライングしても良いですか?」と聞いてみた。時間制限の理由は夜中の事故を心配されてのことなので「お湯は湧いてますから」という返事を勝手に好意的に捉え早めの朝風呂に浸かる。夜明けは随分遅くなって、朝なのか夜なのか分からない雰囲気だが湯船に浸かってぼーっとしていると徐々に外が明るくなる。実に良い雰囲気だ。30分堪能し部屋に戻り体をクールダウンする。2部屋をぶち抜いた構造なのでとmこさんの邪魔にならず部屋で自由に過ごす。窓を少し開けると冷蔵庫のような冷気が部屋に侵入する。外はとても静かだ
体が冷えたら湯船に戻る。宿泊者が2組だけなのでいつもお湯を独占できる。人が居ても居なくてもお湯は常に溢れている。数百年変わらず溢れ続けているという事実はなんだか不思議な気持ちにさせる。
8時から
風呂上がりなのでTシャツ・短パンでいたら「寒くないですか?」
温泉旅館で過ごすと食事開始5分前に湯船から上がるのがマイルールになっている。理由は有るようで無い。でも湯上がりのポカポカでご飯に臨むと幸せが倍増する気がする
とmこさん用にひざ掛けを用意してくれたようだ
何度か「寒くないですか?」と聞かれたが、11月はまだ底冷えするほど寒くはない
お茶を飲めば程なく体は汗ばむ
一人一つの窯焚きご飯
固形燃料なのかな?分からないけど綺麗に炊けていた
良い朝御飯だ
生姜の佃煮が特別印象に残る
とmこさんがご飯を完食できないので手助け。ちゃんとしたお茶漬けを作る
鮭の皮をお茶に沈めて油を浮かす。浮いた油の甘みとお茶の渋味を感じながらサラサラとご飯を飲む
食後はすぐ湯船に戻り10時直前までお湯で遊ぶ。バイクのおじさんは早々に出発したようだ。前回来たときも同じように良い旅館だなと思ったが、やはりお湯も飯も素晴らしい。今度は春先にでも来てみよう
そして帰りの道中で大きなトラブルに巻き込まれる事となる…
コメント