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板室温泉 あったか~い宿 勝風館1-3@夕食

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言葉を選ばずに書くと、料理を貶しているように受け取られるかもしれない。でも僕はこの夕食を「有り」だと思った。先に言い訳しておく

一番初めに書いたけれど、勝風館に泊まろうか迷って何度か止めた過去がある。それは食事が家庭的すぎて旅行感を感じられなかったのが理由。家庭的な料理、湯治的な料理を出す旅館に宿泊したことはあるので、じゃあ何が違うのかというと画に華がないような気がした。品数も足りないような気がした

そこまで言っておいて宿泊したのは、今の自分の体に勝風館の食事内容が合うだろうなという予感があったから。一日一食に慣れ、19時でも空腹を感じない状況では一般的な旅館料理は重すぎる。かといって自炊も面倒だし、弁当の持ち込みは惨めだし。そんな宙ぶらりんな状況なら物足りなさそうな勝風館の食事がベストだろうと

17時50分に風呂から上がり18時の夕食を部屋で待つ。静かな館内だが貨物用エレベーターが動くような音が聞こえてくる。そして数分後、食事が届けられた

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皆さんはどう感じるだろう?

家庭的な料理の旅館、で僕が真っ先に思いつくのが「松の湯温泉 松溪館」だが、勝風館の料理と比べると「いやいや、これは立派な旅館料理だよ」と思える

(参考用に)

これはどっちの料理が上か?正しいか?という内容ではない。湯治料理でもなく、旅館料理でもなく、ほぼ完璧な家庭料理が旅館で並んでいるのがとても面白いのだ。僕が重要視してるのは料理に愛がこもっているかどうか?なので豪華さにはあまり興味がない。かなり胡散臭い表現だが、ガビガビに冷えた焼魚や干し肉みたいに乾いたしゃぶしゃぶ肉に遭遇すると「あぁ宿泊者や料理に愛がないなぁ」と思う。勝風館で残念だな、と思うのはHPに載せている料理がよく見る旅館料理だという点。たぶん同じ雰囲気の料理は出ないと思うからHPだけ見て予約したらギャップが大きくて落胆する人もいるんじゃないかな?

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さて、じっくり見てみますか

まず驚いた汁物

白菜・ベーコン・わけぎ。味はシンプルにベーコンの塩気のみ。どシンプル。飲んで「ふふっw」となる

湯葉刺しは、見た目通り。汁がべしゃっとしている

わさびが載っている花びらのプラスチックケースが可愛い

茄子の煮たものの上に大根おろし

大根おろしはポン酢の酸っぱさを感じて少し油っぽい茄子にとても合いました。日本酒の肴にも良かった

日本酒は利き酒セット

逐一読むのも面倒だったので「左右に大吟醸・真ん中に純米吟醸」という情報だけ確認して格下の純米吟醸から飲む。そしたら素晴らしく美味い。どこの酒造だよと確認すると僕の愛する飯沼銘醸のお酒だった。好きな酒造が作る酒は銘柄が違くても「おっ!美味い」と思うから不思議だ。この「にっぱ」の後に大吟醸2種を飲んだが、う~ん…って感じだった。でもこの辺は旨い不味いじゃなくて好みの問題だと思う

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豚肉と玉ねぎの炒めもの

生姜焼き定食かな?

添えられた胡瓜と大根のサラダ?が気に入った

冬瓜?のそぼろ餡も日本酒に合う合う

グラタン

鶏肉・しめじ・マカロニ

 
グラタンは暖かかった。いや、冷えにくかったという表現の方が適切か。結構ボリュームがあってお腹に貯まる

 
大量の沢庵

お櫃はお茶碗3杯位

ご飯に手を付けずに、この時点でお腹いっぱーい(汚い画で申し訳ない)

当初は無理して食べずにタッパーに詰めて寝酒と共につまもうかと思っていたのだけど、冷えたら美味しくないよなと頑張って食べきりました。白米だけポッケにしまう

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浴室へ行けば、待ち望んだ静かな空気の浴室

 
お腹いっぱいで湯船に揺られる。浴槽の下のほうが更にぬるくて冷えるので浴槽の縁に頭と足を載せ上方のお湯で温まる。4月とはいえ板室の外気は低い。このお風呂を快適に感じるのは梅雨時期以降なのかもしれない

 
風呂から上がり布団を敷いて

地元のおっさんが出ているカラオケ番組を見たりして過ごす

(実際には2分くらいしか見ていない)

寝酒

 
湯呑で飲むよね。旅館の名前が入っていた

つまみはさけるチーズ

 
外はごうごうと風が吹いている。前回手白沢で感じた手持ち無沙汰感は特に無かった。一人宿泊も回数を重ねると「普通」へ変わっていくのだろう

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