外湯めぐりをしていると、旅館に滞在している時間は当然少なくなるので、
渋温泉に関しては旅館のパブリックスペース云々は気にしないで良いかと。
渋のお湯は体力を奪うので、湯上がりは部屋でぐったりする以外にないです。
そういう意味でも御宿政喜は条件にぴったりなんですが、
食事も相当に美味しいので、ご飯目的で泊まっても十分満足です。
食事は別室に用意されて、個室で頂きます。
おしながきもしっかり、というかここまで細かいと文字おこしだけで疲れちゃいました
初期配膳
この後、あまり間を置かずにポンポンといろんな料理が並びますが
「後はご自由に」的なほったらかし感が意外と居心地良かったりします。
税抜き9000円(当時)を切るので、ふるさと割がうまく使えなかったという困るほどのコストパフォーマンス
食前酒
先付け 松代芋の湯葉饅頭、海老、なめこ餡、山葵
なんて美しい料理
前菜 無花果蜜煮の胡桃あん掛け 蓮根のお寿司、山葵、いくら モロッコ院元の肉巻き焼
無花果は時々目にしますが、胡桃との相性が抜群
前菜でなんちゃら寿司が出てくるところははずれが少ない
吸い物 志賀高原産松茸の出汁蒸し、鱧真丈、三葉、酢橘
国産松茸ですよ、お飾りじゃなくてしっかり入ってます
造り 信州サーモン昆布〆、ゆば、茗荷、大葉、山葵
昆布〆美味しい。信州サーモンは少し飽き気味ですが美味しかった
炊合せ 小芋、粟麩、舞茸、絹さや、牛蒡の餡かけ
焼き物 子持ち鮎の塩焼き、甘なんばん、かぼす
子持ち鮎が確定しているのも、嬉しい。当たれば子持ちって所も多いですよね
顎がいたた
お腹ぶっくりしてますが、当然卵がぎっしりです。
強肴 陶板焼き、信州和牛、野菜、味噌たれ、和風たれ
固形燃料も、自分のタイミングで点ければ良いので急いで焼かなくちゃということもなくゆっくり
焼き物系は、部屋食だと匂いが残って苦手なんですが、食事が別の部屋だとその点も安心
留椀 天ぷら、椎茸詰め揚げ、オクラチーズ揚げ、エリンギ
食事 信州産コシヒカリ 信州味噌の味噌汁 香の物
お櫃は、大量です。負けじと食べます。
いろんな旅館に泊まったけ
ど、政喜のお米が一番好きだったりします。
甘味 りんごゼリーのヨーグルトソース、ミント
一年以上前の事を思い出しながら書こうと思うと、意外と忘れてしまって呆然とするのですが
御宿政喜の食事に関しては、2年経っても未だに鮮明に美味しかったことを思い出せます。
夜はまばらにカランコロンと下駄の音が響きます。
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