きじ
階段直ぐ側の部屋
踏込の右手にクローゼット
8畳間に広縁
壁に茶器類と手ぬぐい・歯ブラシ
電気ポット

こまめに設備に手を入れる旅館とそうでない旅館があって、こくや旅館は後者。
畳が傷んでいたり、鼻がムズムズしたりするけど障子は綺麗だし、不潔さはない。
古くて静かで時代から取り残された空間
郷愁や、寂しさ、色々な感情が湧く
浴室の真上にある客室なので風呂からの眺めと一緒だった
携帯の基地局が建っていたり、住宅も見えるがいかにも現代版里山という風景
ただの野山ではなく、ポツポツと建っている住宅から漏れる光や10分に1台通る細い道路は寂しい物好きな自分には大好物。建物の脇を流れる川の音を聞きながら景色を眺める時間が長かった
炬燵が始めから端に寄せられていて8畳間に広い空間が空いている。お膳出しの食事を並べたり、布団を敷く場所になるのだが、まだ使われていない空間と部屋の隅っこの炬燵の組み合わせがなんとも珍妙
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