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湯野上温泉 民宿いなりや3@夕食

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大広間での食事
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「18時半位からな。呼びに来る前に降りてきても用意できてないよ」確かに

きちんと部屋まで呼びに来てくれるので、おとなしく待つ

「部屋の(位置の)まま」というので1番奥に座る。画像は朝食だから5組分あって部屋の配置とは違うのだけど、夕食時はテーブルが4つ並んでいた。

離れの部屋があるのかな?ちと分からないが囲炉裏の部屋で夕食を食べるプランもあるので夕食4組・朝食5組の組み合わせであった
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囲炉裏の部屋は厨房の真横なので騒がしくないのだろうか、と思った。お膳よりはテーブルの方が快適に思う。
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仕切りもあるし、向かいのテーブルは遅刻で不在なので一人の食事も余裕っす。遅刻したおっさんは悪びれもなくバッシバシフラッシュを焚いて写真を撮る。目潰しか!力自慢もこのおっさん。お察し

基本四組の旅館なのに自分を含めて2組が1人泊だった。勝手に1人泊は1組までと思っていたのだが随分一人に優しいのよ
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前泊の鶴亀荘がインスタ映えの旅館ならば、ここはデカ盛り映えの旅館
最初は羊の皮をかぶっている(ちょっと牙は出ちゃってる)

水も各自に用意されていて戦闘態勢は整っている
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置いてある冷酒を両方もらう
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「大丈夫か?」「大丈夫」大丈夫じゃなかったw

最初の難関 おいなり
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250mlの缶ジュースが転がっているようなおいなり。ご飯1膳はあるだろう。不戦勝とする
まずは勝星1つ

キンピラ
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松前漬け
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トマトを三倍酢につけたもの
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漬物
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この小鉢軍は酒飲みにはgood。が、酒で一杯引っ掛けていると痛い目をみるよ

サーモン・甘エビ・ホタテ
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炊合せ
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ごろごろ

かんぷら田楽とか味噌かんぷらとかいう郷土料理
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じゃがいもの素揚げにじゅうねん(エゴマ)味噌をつけて食べる
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じゅうねん味噌はあま~い味噌ダレ
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小さいのに重いボディブローが決まる

豚肉の陶板焼き
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クドくないタレで食べやすい
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しんごろう餅
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これも郷土料理。おっかぁ想いのしんごろうキュンの創作料理が始まり

きりたんぽの福島版だね。焼き立てで齧るとホワッと湯気が上がる
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これも小さいのに静かに胃で膨らむ

鮎の塩焼き
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頭もカリカリだよ
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飲んじゃいます
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ここまではテンポよく平らげる


一旦配膳がストップ。食べ終わった食器類を片付けテーブルに広い空間を作り始める
蕎麦猪口が置かれ食事処に不穏な空気が漂いだす。柔和のなはずの若旦那が厨房で悪魔のような笑い声をあげつつ何かを血祭りに揚げている




その正体を表す
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裏から見ましょう。その厚み
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何種類だと思います?

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1紫蘇
2蓮根
3饅頭!
4トマト
5椎茸
6ヒラタケ
7エリンギ
8アスパラ菜
9ブロッコリー
10ししとう
11オクラ
12茄子
13茗荷
14クレソン
15舞茸
16春菊
17ラディッシュ
18かぼちゃ
19さつまいも
20ピーマン


春菊だけでこれだけの大きさ。僕の車と比較してもらえればBlogPaint
量さえ多ければ良い、みたいな不味そうなデカ盛りならインスタ蝿インスタ蝿とせせら笑って済むんだけど美しく揚がっているのがね、胃を苦しめる


「今日はちょっとぉ太くなっちゃって、えへへ」なんて言われつつ蕎麦も来る。えへへじゃないよ
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むっちりしている。噛んで食べる
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周りから「そばの風味が凄ぉ~い!」と嗄れた黄色い声が上がるが、それどころじゃない
「何だその余裕は!」と1人なので心の中で叫ぶ
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ギブアップ!!

蕎麦は残せないからなんとか食べて「タッパー持って来たから詰めてよい(泣)?」と聞いてみる
答えは「この後デザートがあるわよ~(勝♪)」 

シューアイス
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600mlのタッパー2つ、びっちりです。おいなりさんは窮屈そうだ
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夜食で食えるか?食えないよね
ただ、お残しをどうするかは旅館に迷惑にならないように自己責任で

もったいないお化けが出るよと言われて育った世代は残すと胸がチクチク痛むと思います
でも残さず食べると胃の張り裂けそうな痛みを感じます

自分は両方感じたんだけどさ

どっちを選んでも後悔する、そんないなりやの夕餉です


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