玄関入って目の前に帳場がある。「チーン」となる卓上ベルを鳴らす
女将さんが出てきたので名前を告げ、出された宿帳に記入する
記入には2~3分かかったが、無言の時間が続く
初対面で旅館の雰囲気をつかむ。それが無言であれ会話であれ
旅館の空気に体を馴染ませていく。これは嫌味ではない
宿泊代が一万以下の旅館では、自分のことを「客」ではなく「居候」だと思っている
泊めてもらっているからには宿の意向に従うのが当然といえば当然なのだ
会話をあまり望まない人なんだろう、閉館?なのか移転して再開?なのかを聞くのは止めにした
それを聞き出すことが今回のお題のような気がして来てみたが、どうでも良くなった
やるときはやる。やめるならやめる。その時が来れば分かる
部屋に案内されながら施設の説明を受ける。一階に食事処とお風呂がある
「夕食は18時・電話で呼びます。お風呂は夜23時までです」
階段を上がって部屋のドアを開けてもらい「部屋はこちらです」
ドアの前が狭いからとりあえず体を部屋にねじ込もうとする
部屋に入ろうとすると「洗面所はここ」「トイレはそこ」と説明が始まる
部屋に入ろうとすると「お風呂は朝6時半からです」
部屋にry「朝ごはんは何時にしますか?」
「何時から用意していただけるんですか?」
「7時から8時までです(遅い時間は選ばないでほしい的な口調)」
「7時半にお願いします(朝風呂が6時半開始で7時に朝ごはんはムーリー)」
やっと入れた
部屋までの案内はするが、部屋には入らない。という方針なのだろう
「部屋はこちらです」って言われてから部屋前で立ち話をしたのは初めてだ
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