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駒の湯温泉 駒の湯山荘7-3@朝食

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3時に目が覚める。当然まだ眠い。人工的な音が一切しないと川や虫の音が増幅されて聞こえるようで気になって寝付けない。耳栓を押し込んで寝る。外の風が強くて焼却場とランプから火が出る夢を見て起きる(もちろん駒の湯に焼却場なんて存在しない)。旅行中は変な夢を見ることが多いなとムカつきながら外を見ると既に空は薄紫色をしていた。

 
4時25分、眠い目を擦りながら河原露天へ向かう。

 
ぬる湯からもうもうと湯気が上がりまるで普通の温泉のようだ。実際、浸かると絶妙に温かい。


 
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浴槽で寝てしまおうとするが浴槽に体を落ち着ける場所がなく寝れない。ダウンロードしておいた書籍を読みながら過ごす。「誰かを愛するということはそのために犠牲を払う事を意味する」「忍耐が必要とされる時、愛情が如何に忍耐を容易にするか」という文章が出てきて「ほーん」と思うが、自分は自らを犠牲にしたり何かに耐えたりしてない事に気付く。乳飲み子を残して温泉に浸かりながら本を読んで「ほーん」と思っているだけである。酷いもんだ

 
読書に飽きると空の色の変化を眺めて過ごす。加温槽に熱いお湯をたっぷり貯め、体を沈める。実に気持ち良い。加温槽に浸かってしまうとぬる湯は冷水の如くになってしまうが、加温層を熱くしておけば火照った体を冷やすぬる湯も極上になる。繰り返し体力を奪われ腹が減る

雲が出てきたので湯船を移動する

 
下の貸切へ

 
前日と同じ様に湯尻に頭を預け目を瞑る。複雑な水音に包まれて頭がぼーっとしてくる。脳が音をミュートしようと頑張るが、徐々に意識が遠のき寝る寸前になるとミュートが切れて爆音に起こされるを繰り返した。

 
簾越しの太陽も良い

 
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空腹の限界を感じながら朝食を食べに食堂へ向かう

 
味噌汁が恋しい

 
温かい湯豆腐も

他の旅館で同じ食事が出てきたら、品数の少なさを不満に感じるような気がする。目玉焼きやベーコン、たらこや海苔が欲しくなる。でも駒の湯で朱塗りの器で供される料理はこれ位簡素でないと合わないのだろう。そして、高級旅館で出てくる品数の多い朝食より、駒の湯の朝食のほうが満足度が高い。色んなものを食べさせられた、という感覚が一切なく体が必要としている栄養だけで満たされるのは本当に心地よい

 
湯船でジタバタしているトンボをすくい上げる

 
羽が一枚駄目になってうまく飛べないのか

 
人生いろいろあるよな

 
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お土産を買うためにいくつかの店に寄る

おしまい

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