2019年6月宿泊
※いつものように今回は着きません
6月は値段の高い旅館に行こうと漠然と考えていた。4・5月の仕事の疲れを癒やす為、とmこさんの慰安の為に旅館選びをする。飯がうまくて設備が綺麗なら女性は取り敢えず喜ぶでしょ、と安易な気持ちで予約サイトを冷やかす
一休を一巡してから、米沢のすみれで良いかなと思った。メシは旨いだろうし女将は面白そうだし空室は多くて煩くなさそうだし。じゃあ、明日の月曜になったら予約しようと月曜朝に予約サイトを見たら受付を終了していた。朝7時、見事にがっかりする(火曜宿泊)
行く方角は変えたくないなぁ、すみれに決めていたから懐石料理は落差が大きくて嫌だなぁと一休を見直していると「hotelli aalto」が目に入る。なんか聞いたことある、家具とか小奇麗でそれで値段高いんでしょと難癖をつけるも、標高が高いのを気に入り候補に入れる。職場に着いてから評判をちょこっと確認しよう
(確認方法→いろんなサイトの低評価の口コミに同じ内容の不満が並んでいないかどうか)
大丈夫だね、じゃあ予約しようかと予約サイトを開いたら受付を終了していた。受付終了時刻は月曜の朝9時までのようであった。見事にがっかりする。
「すみれ」→「hoteli aalto」→「〇〇」に当てはまる代わりの旅館が思いつかない。伊豆とか箱根とかは探せばあるんだろうけど気分が乗らない。宿泊当日は30℃予想なので暑いところの熱いお湯は入りたくない
電話は嫌だなぁと思いつつ、10時を待って宿泊できるか電話で確認する
電話に出たのは高価格旅館なキリッとした感じの人、ではなく少し田舎の雰囲気を感じる口調のおじさんだった。事前に見ていた空室から「201~203号室で空いてる部屋」をお願いすると「202が空いている」とのことで泊まれるなら何でも良いやと予約を入れる。「15時からチェックインなので」と言われハイハイと自分の到着予定時間を伝えようとすると「なので、お願いします」という15時前に来るなよという念押しだった
うっふ~ん
もやもやしたが、なんとか予約はできた(最初から素直にすみれに電話すれば良かったのだ、と数時間後に思い当たる)
ほっと一息ついてからウキウキでHPを確認すると
「本館男女大浴場の改修工事を行うこととなりました。改修工事期間:2019年6月3日(月)~28日(金)まで。期間中、ご宿泊のお客様には7月にオープン予定の別館大浴場と別館客室(4部屋)にございます浴室をご利用頂くようになります」
を見つけた
今日からじゃん。電話ではそんなアナウンスは無かった。テンションがダダ下がりする
初めて行く旅館でイレギュラーな状況は好きくない
な!ん!で!予約する前によく確認しないんだと自分を責めたが、自分が可愛いのであまり責めずにボヤカした。他人には適当に・自分にはただ甘く、これ人生を楽に生きるコツだよ
とmこさんに「今回1泊3万円ね」と声を掛けると顔がこわばる。あれっ?不満があるかしらんと思ったら「着ていく服は?靴は?カバンは?」と身なりを心配していた。ま、確かに値段が張る旅館では神経も張る。でももういいよ、そういう気遣いは。恥ずかしいのは自分だけなんだから恥ずかしがらなければ良いんだよ。僕も昔はサムソナイトの鞄とか押入から引っ張り出したが、今回はグレゴリーのメッセンジャーバッグ。Tシャツ3枚しか入らなかった(そしてパンツを忘れた)。スキッパーに見えるかしら?とちょっとウキウキ
旅館選びで疲れてしまったので、値段の話しかしなかったら「せめて何県に行くのかは教えろ」と言われてしまった。ごめんね。隠しているわけではないの
予約してから時間が経つに連れ「あれ?もしかして稼働前の別館に合法的に侵入することができるの?あれ?これって結構面白いんじゃね?」と心がざわつく。だって、僕は一泊「一人」45,000円なんて嫌だもの。45,000円あれば4泊できる。一生入ることがない空間に入れるチャンスなんてラッキーだねぇ、ととmこさんに状況説明and写真を沢山撮るよう命令する。
こうして、とmこさんの慰安は旅行前に終わった。ゆっくりすることは今回も叶わない
高速道路を降りるときに表示された料金が5,000円で、凹む。今回の宿泊料33,000円/人よりも「高速往復で10,000円、ガソリンは13,000円、合計23,000円か…」と計算したときの方が精神的な負担は大きかった
磐梯山を登り始めると、ひぐらしの大合唱が始まる。あらゆる方向から「ヒヒヒヒヒヒヒヒ」という音に包まれて少し幻想的。ひぐらししかこの山にはいないんではないか?と錯覚するくらい煩い。
この看板はaalto入り口に建っている。急いで車から写真を撮るとmこ。ずぼら
着きました
工事関係者が沢山いて、ひぐらしに負けず賑やかだよ
コメント