松渓館続き
外階段を登り、玄関に上がる。帳場的なものはない。正面が帳場の名残か。
左に事務所、右に厨房
案内図
厨房に気配があるので、声を掛けます。女将さんが出てきます。
定形どおり、名前を告げて・挨拶して・部屋に案内されて・・・
って、初めての宿なので少し緊張しながら待っていると
「やけに(車の)サイレンが騒がしいわね」女将さんは初対面で言い放ちます。
!!!
「そうなんですよ、交通事故もなかったですしそれにしては切羽詰まった感じでしたね。」
確かに、道すがら警察車両・消防車・救急車と30分に渡り合計8台はすれ違っています。
少し異様ではありました。
女将さんによると、ダム関連の工事は未だ危険を伴いニュースにならないけれど
恐らく今回もそういった事故が起きたのだろうと。
玄関で既に5分、囲炉端会議は続きます。
あれっ、何度もお会いしてますっけ?
あれっ、名前まだ言ってないっけ?
あれっ、何しに来たんだっけ?
女将さんは、そういう人です。駒の湯山荘にも魔物がいましたが、
ここ松渓館もぬる湯に潜む魔物がいたのです。
話しながら自然と部屋に移動します。まだ、宿の説明的なものは一切ありません。
「あやめ」と「ききょう」の二間を使用します。
旅館の風格はありません。懐かしき昭和の雰囲気。昔の実家を思い出します。
2組しか予約を取らない旅館で、本日は我々だけなので
説明も要らないといえば要らない。夕食の時間を決めただけ。
エアコン無し。でも、苦になりません。暑ければお風呂、夜風は涼し。
山の中なので、虫は相当量います。
鍵もないし、面倒なので開けっ放し。
wifi完備。
アメニティ。でも、持参したハーフパンツとTシャツの方がしっくりきました。親戚のお宅にいるみたい
お茶請けは群馬銘菓「旅がらす」
洗面所・トイレは部屋を出てすぐ。部屋のドアを開放していればトイレ付きといえなくもない。
トイレも綺麗。
窓ガラスの模様も懐かしい。昔はいろんな家で使われていたはず
使わなかった廊下
コメント