真ん中の「末廣 純米酒生 てまえ酒」出荷本数が少なく流通していない。その貴重な酒を更に一年間瓶熟成させたものを頂く。要は冷蔵庫で寝かせるんだけど日本酒の瓶って嵩張るから大変だろうなと思います。管理が悪いとひねちゃうしね。角が取れてまろやかな薄濁りの美味しいお酒でした(といっても飲み比べてないから正直言うと判らんよ)
メニューはないのでおまかせで
3合くらいは飲みますってお願いしていたけど、2合しか飲めなかった。これも一人旅の良し悪しで一人でむっつり酒を飲むと廻りが早いです。てまえ酒のアルコールの廻りが速いから度数が高いお酒かと思って聞いたら「普通」。今後種類を飲むために半合でお願いしなくちゃだ。
17時過ぎに宿に着いて「これから作るから出来たら呼ぶ」ってことで、さてなにをしようか。思ったより夕食までの時間が掛かりそうだなと思うが外は暗いし、風呂には入れぬ。パシャパシャと写真を撮るがロビーとトイレを撮って5分しか経たない。電子機器を並べ片っ端からwifiのパスワードを入れて遊んでみるがしっくりこない。風呂はね、分かっていたから立ち寄り湯を2ヶ所して「もう今日は風呂は満足!!」という所まで気持ちを納得させてからのチェックインでも、普段の旅館の過ごし方の流れができてしまっているから体がソワソワしちゃう
さて、始まります
ご主人が料理担当、女将さんが配膳。僕だけだから、という訳ではないだろうけど随分とおしゃべりさせていただきました。一つ一つの料理に対する自信というか自負というか胸を張って説明されるとこちらも少ない味蕾で頑張って感想を述べねばなりません。がんばりま~す
食前酒 かりん酒
「濃くて美味しいですねぇ」
「これは市販品なんだけどね」
「・・・」
良いジャブが決まる
先付 金山町産山胡桃でくるみどうふ
にゅるんとした食感と胡桃の濃い風味
前菜
これこれ
いい絵です。2人分なんじゃないかと思うようなボリュームと種類
一人分の調理って面倒だろうなぁ申し訳ないなぁと懺悔する
飾りを王冠のように頭に乗せて食します(嘘)
いい絵です。2人分なんじゃないかと思うようなボリュームと種類
一人分の調理って面倒だろうなぁ申し訳ないなぁと懺悔する
飾りを王冠のように頭に乗せて食します(嘘)
赤かぶ寿司
ほんのりと温かいご飯で巻かれた赤かぶの寿司。心を鷲掴みにされる
利平栗渋皮煮
料理にこだわる旅館は地産地消にもこだわるようなイメージがあるけど鶴亀荘はそこには拘らず美味しい物を美味しい場所から仕入れている。この利平栗は熊本産。栗の甘さを殺さないように控えめに調理している(と言っていた)。ちなみに利平栗の生産量は埼玉県が1位です。といってもこんな立派な栗を食べたことはない
むかご入り玉子焼
むかごの断面は紫色なのね。一切れが大きくて食べごたえ有り
ぎんなん
隠れているが2串
ぶなはり茸
今年はキノコが不作らしく、山に入っても全然取れなかったみたい。ヒダの側を上に向けているのは意図的に演出されていて「味蕾」のように見えるのが特徴だと説明を受ける
ちりめんざんしょう
小鉢 シャインマスカット白和え(パプリカ きゅうり 柿)
果物の白和え、最近ブームなのかしら
美味しんだけどね、アレンジが主流になってベタな蒟蒻やひじき入りの白和えを最近食べてないな
焼物 子持ち鮎塩焼き
でっぷりしていて、こりゃもう泳げないんじゃない?
和歌山県産。鶴亀荘流食べ方指南「ヒレを最初に取ってからお尻から食べる」と卵がこぼれません
卵と身の比率が凄い。こんな状態だから指南通り食べても卵が口から溢れちゃいます。この子持ち鮎を目当てに泊まる人もいるらしいが納得。手づかみの写真ですが僕はいつも焼きたての川魚は手づかみで食べます。写真用じゃありませんよっと
鉢物 里芋まんじゅう
真ん中には胡桃が
ふんふん
洋皿 福島県ブランド牛 福島牛秋の香仕立て地野菜と共に
この辺から酔っ払ってきて適当な写真になってる。陰ってる
女将さんが「今日は大盛りねぇ。大サービス」と言いながら配膳してくれる
付け合せは舞茸・ズッキーニ・黒ピーマン・柿・トマト
噛みごたえ有り。しっかりとした牛肉は好みです
お食事 利平栗ご飯
吸物 秋鮭とかぶ
香の物 きゅうり奈良漬
影で見辛いね
栗がゴロッゴロ入っている。そして紫蘇の実の塩分が米と栗の甘さと合わさる
うめぇよぉ~
お吸い物の鮭も大きいこと。立派なおかずだ
きつくない奈良漬
水菓子 チーズケーキ会津みしらず柿
みしらず柿を初めて知る。ちょうど夜のニュースでみしらず柿の皇室献上が話題に出ていた
柿にしては随分と遠慮のない甘さなのね。フレッシュで蕩けるように甘い
ごちそうさまであります
コメント
とむこさんも満足してくれるのならうれしいです。
前に頂いたものとかぶっているのが、舌がたらたらしてしまいました。