
人を気にするでもなく、秘境に馴染む立ち振舞い

秘境には猫が似合う。景色に馴染む
昼間はこの猫だけを見かけた
猫「害」についてあんまり情報なかった
自炊場で食事をして部屋に戻っていると、後ろから「にゃあぁぁぁ!!」と叫びながら近づく足音がする。明らかに背後からこっちをロックオンしている。こえぇ
さっきの黒猫が用でもあるのかね、と思っていたら見たこともない猫が突進してくる
突進、以外に適切な表現が思いつかない
遠慮なく部屋に入る
ドスドスと布団に上がる
足をまたぐ
そこに躊躇とか警戒という概念は存在しない

まだこちらから一度も触っていないが、彼にとっての落ち着く先は胸の上

ちーがーう(違う)だーろーーーっ!
おい猫おい猫親しくなるにもお互いのコミュニケーションの結果があってのはず
おまえは私が養っている猫よりも随分馴れ馴れしいじゃないか?
旅行中は動物はno thank youなのだよ、私は
もしかしたら今まで飼ってきたどれかの生まれ変わりかもしれない、と思うくらいの気安さ
いや、こいつはど厚かましいだけ
退かしても置物のように動かない

へいへ~い!私(母、おじょう)もいるんだぁぁぁ!

はい、ポーズ

目がきったねーぞ
白猫・オッドアイ・耳先が微妙にカール。どういう遺伝子構成なんだ?
なに?なに?ちょっと確認

お前(息子、ごまさく)先に来てたのかよ。ずり~な

ねえねえ、掛け布団を温めないで

退かした隙にお前も温めないで

餌付け等は一切行っておりません。自炊場での食事中は姿も見せなかったしな
動物のいる旅館には泊まったことはあるし場合によっちゃ可愛がらんでもないけど
ここまでずーずーしいのは経験がない
部屋から追い出せば不満の嵐、にゃーにゃーにゃーにゃー
だいたいさ、野良猫でもないんだから愛情に飢える状況でもないでしょ
我らに何を求めてんのかわからんよ
チェックイン時から気になっていた障子の補修跡

障子自体はまだ汚れも目立たず純白に近いのに、やたら穴の補修跡が目立つ
宿泊者のマナーが悪い旅館なのかな?って思っていたけどお前らなのね
寝る前に部屋から追い出して少し立つと鳴き声とともに障子をズボッ!障子から腕が生えてる
開けてもらえないと何処かに行って少し経つとまたズボッ!これを夜明けまで何度も何度も繰り返す
宿泊者のマナーが悪い旅館なのかな?って思っていたけどお前らなのね
寝る前に部屋から追い出して少し立つと鳴き声とともに障子をズボッ!障子から腕が生えてる
開けてもらえないと何処かに行って少し経つとまたズボッ!これを夜明けまで何度も何度も繰り返す
そのくせ虫退治なんて全くしてくれない。役に立たない
我々の部屋が普段の寝床になってるのかと思ったが、障子の補修跡はどの部屋も同じ
どの障子も無傷ではいられない

おばあさん部屋やご夫婦の部屋?の障子が常に10センチほど空いていて不思議だったけど
猫の出入り口だったのね。そんな障子も補修跡だらけってどういう手癖の悪さなのか
やっと部屋に入れてもらえたら、いきなり首元で添い寝。なんだよその表情

カルカンのくーちゃんみたいな表情すんなよ
では改めて
ちーがーう(違う)だーろーーーっ!
おまえら外で色々悪さしてるだろ。ぜってーばっちぃよ
お客が逃げる

こっちはどうだい?
悪くないんじゃね?こっちで良いや

寝よ寝よ

やれやれ

2食付きは2階?だから?猫害が少ないのだろうか?
でもあいつらが1階だけで満足してるとも思えないしなぁ
ネコ好きさんは、この部屋を指定したら良いと思います。一方的で理不尽な愛を要求されます
お前が一番いい子だよ

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