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裏磐梯大府平温泉 HOTELLI aalto 1@部屋

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玄関のドアを開けると、フォーマルなキリッとした制服を着たお兄さんとお姉さんの二人が並んで入り口に立っていた。電話予約時の野暮ったさは全く無い。このお二人が基本的なお世話係となる

お兄さんはとても繊細な雰囲気で30dbよりも大きな声を出した事が無いんじゃないかな・2kg以上の物を持ったことがないんじゃないかなと思うような好男子。勝手に「高貴な鈴井貴之」と命名する。

お姉さんはお兄さんより芯がぶっとくて、バイタリティに溢れた雰囲気。仲良くなれたらとても楽しそうである。夕食・朝食の手書きメニューを書いているのもこのお姉さん。

ロビーのソファに座ってりんごジュースを飲みながら記帳
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りんごジュースは甘くて美味しいけど、夕食前に空腹感をマックスに持っていきたいので遠慮することが出来ないカロリー摂取は少し嫌だ(そう言いながらこのあとロビーでお酒を呑みます)。小さいグラスのリンゴジュースを飲んだからって夕飯には響かないのはわかっているんだけどさ。だから最近はお着き菓子とかめっぽう駄目だね、食べたくない。

ソファのテーブルにおすすめ?の本がディスプレイされていて、苦笑いする
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今、アマゾンで「なか見!検索」を見たらアアルトが出てるんだね。それならまぁ良いや

電話で空いてる部屋を聞いて即興で選んだので、どんな部屋か到着まで把握していなかった。「ダブルベッド以外」という条件だけで202号室を選んだ。

下世話な話、宿泊料金の話をしておこうか。

今回の202号室、税込一人33,000円。税抜きだと30,400円位。ちょっと高いよね。僕は1泊25,000円が贅沢する上限、と考えてきたので5,000円ほど予算オーバー。

実際に宿泊して宿を出る時には「まぁ、妥当な値段だ」と納得した。飲み物代込みならそんなものだろう。でもこれはオールインクルーシブand大酒呑みの人間の意見である。

そうそう、オールインクルーシブ。僕の苦手なやつだ。「全部込み」。心の中で「見栄・欲望・恥」がドロドロになって喧嘩をする。飲み物を頼むにしても「こんなに頼んでみっともなくないかな?」「影で笑われてないかな」と考えたり、そういう考えが浮かんでくると「払った分だけ提供されるって楽でいいな」と頭の中で誰かが呟いたりして煩い。もう初老だから「元を取るぞ!」とかいう気持ちは沸かないのだけど、僕にとっての普通が旅館にとって「過剰」になっていないか気にしてしまう。注文に躊躇するより隠し持った鬼殺しをロビーの片隅でコソコソ飲んでいる方が気軽な人なのです(アアルトは飲み物以外で食べられるのはロビーの豆菓子だけなので、オールインクルーシブという表現よりフリードリンクの方が合っているかも)

どんどん脱線するので、一旦休憩

202号室は階段に一番近い部屋なのでロビーにも風呂にも最短で行ける
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地の利を最大限に利用できました
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鍵は長くて奥まで刺すのに苦労した
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ここちょっと狭くて二人で部屋から出る時にドアを避けるのが大変

使い捨てのスリッパは室内用。「気になれば使って下さい」
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その下にある革製のスリッパは館内用。おそらく部屋ごとに色が違うので浴場で自分のスリッパを把握しやすい

夜食ボックスの説明を受ける。
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このシステムは色々突っ込みどころがあるが、下品になるので言及しない
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入って右手にベッド
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押入に作務衣・パジャマ・金庫・籠
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この隣にも収納スペースが有る。センサーライトIMG_9420

館内は作務衣でOK。ドレスコードはありません
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6月上旬、既に作務衣でも暑くて僕はTシャツで過ごしました。速乾性のTシャツが一番快適

テーブル。僕にとってはただの家具。ブランドとか分かりません
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部屋の中央に水屋
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冷蔵庫は結構ふつーの普及型なのね
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飲み放題
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何%のお客さんが根こそぎ持って帰るのだろう。そういうことばかり気になる。ここの飲み物は殆ど手を付けなかった(どうしても味を知りたくて桃ジュース2本とさるなしジュース1本を鞄にしまいましたw)

キューリグのマシン
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左手に和室
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トイレ等は入口入ってすぐ左手
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「shu uemura」って高いらしいじゃん。とmこは温泉よりも有難がっていた
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やはりこういう所で女性の心を掴むのだろうか

使う必要もない、シャワーブース
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アメニティは高い旅館だけあって、良い物を使っている
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カミソリにシェービングクリームが同梱されていて、とても便利で剃り味が良い

歯ブラシ以外は、浴場にも置いてあった

202号室は眺めが良いねw
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工事の進展状況を逐一監視できる。現場監督には最適

石が到着
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ショベルカーで降ろすか
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こっちからよく見えるってことは、あっちからもよく見えるってこと

和室側窓からの眺め
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中庭から本館を見ると、やはり自分たちの部屋の窓がはっきり視認できる
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3階の窓は目隠しっぽい構造になってる。ベランダ?ブラインドは備え付けられているけど、ブラインド降ろしちゃったら、ねぇ今回は工事中ビューだったから眺望のありがたみは感じなかったけど、秋の紅葉や雪の舞う冬なら飽きずに外を見ているかもしれない。

僕は滞在中、部屋にほとんど居なかった。風呂に入ってロビーで飲み物をもらう。一休みしたら散策なりもう一度風呂に入るなりしてロビーに戻る。飲み物をもらって…なんてしているとすぐ夕飯の時間になってしまう。実際和室は全く使わなかった。201・203・207の30,000円ツインルームで全く問題ないと思った。中庭にテント貼っても良いくらいだった。

だってアアルトって、ハードの部分だけを目当てに泊まる旅館っていうより、ソフトの部分であるお兄さんとお姉さんの接客が気持ち良いからみんなリピートしてるんでしょ。彼らがロビーや食堂できちんともてなしてくれるなら寝床はテントだって居心地の良さは変わらないでしょ。違うの?

中庭にテントを設置してもらって夜を過ごすのも、楽しいだろうな

さて

悪い話を殆ど聞かないアアルトだけど、ブログタイトルに恥じない悪口を言わせて貰います
ドアクローザー
ユルユルになっていて、勢いよく「ばったーん」と大きな音を立ててドアが閉まる。本来なら静かに閉まる装置としてのドアクローザーなのに、ドアクローザーが力いっぱいドアを叩きつけてくれる
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僕らが無粋な客みたいじゃん、とセルフドアクローザーをしたのだが力加減が難しく悪戦苦闘した。ドライバー一本で解決出来るよ。運営会社って建設会社だよね?

床の痛み・染み

これは、宿泊者が全面的に悪い。どうしてハイヒールで歩いたような凹みが無数にあるのか?(なんて床を見ていたらなが~い毛が落ちていた。掃除はすこし甘いかも)
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無垢の木に飲み物を直置きするんじゃない。あちこち染みだらけ。日常的な空間に成り下がってる DSC05287
家具の剥げ
おしゃれな家具は綻びがあると普通の家具より貧乏臭さが際立つ。寿命は短くて時間を経た渋さは出ない。そろそろ大掛かりなリフォームの時期かもね
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ブラインド

和室のブラインドの紐が切れていて、上げ下げが非常にぎこちない。木製なのでもともと動きは硬いのだが、壊れたブラインドはガタゴトガタゴトと大きな音を立てながらなんとか動く。僕はブラインドの修理をしたことがあるのでどの辺にトラブルがあるのか分かるのだけど、全交換が必要な部分の紐が切れていた。

バリアフリーではない
文句ってほどではないが、無垢の木で構成された床は段差がカモフラージされてしまう。何度か「あぶね!」と思う時があった
 
音漏れ
踏み込みの干渉スペースがないので廊下の会話ははっきり聞こえる。リノベーションなので上下の防音性も良くはない
開業十年ということもあって、細かいところに疲れは見え始めている

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