2018年2月宿泊 2回目の宿泊
※この記事では宿に着きません
某宿に宿泊前日19時に電話を入れる。
「明日は空室ありますか?」
「うちは急な予約は受けていません」
二言三言何か言いたそうな雰囲気が伝わってきたので説教でもされたら敵わん、と早々に切る。
直前の予約になるのは仕事の性格上、仕方がない。以前は1ヶ月前には予約を入れていたが宿泊日が近づくにつれ楽しみよりもトラブルが起きないことを願うばかりで胃が痛くなった。予約して直前にキャンセルもしたくない。平日休みなので宿の予約は取りやすいし満室の旅館を避ける事もできるので週末休みの人から見れば羨ましいかもしれないが、それなりに悩みはある。
「急な予約」について思いを巡らす。
当日に予約するのは当然該当するだろう。ただし素泊まりに関していえば「急な予約すんなよ」という対応をされた記憶はない。前日の予約、これも急な予約に入るだろう。対応できないと言われても仕方ない。予約サイトを使えば旅館ごとに受付終了日時が設定されているので、無駄なストレスが掛かることはない。電話予約のみの旅館は予約ルールを明記してもらえればありがたい。ポチポチとボタンを押して予約できる時代に電話はそれなりの負担だ
とかく宿を確保せねばならない。候補となる旅館はまだいくつかあるが、しっくりこない。じゃあ三水館「でも」良いかと確認するが満室であった。
最近は宿の新規開拓が楽しいこともあり、同じ宿に足繁く通うことは少なくなった。旅行慣れしていない時は良い宿に泊まると興奮冷めやらず翌月には予約を入れてしまっていたが、経験を積むことで「まぁ、良かったよね」程度で済んでしまうことが多く次回は早くても1年後にご縁があればというところ。(夏場の松溪館と駒の湯山荘は時間があれば毎週でも行きたいが)
さっきの電話で高湯温泉(吾妻屋じゃないよ♪)に振られても硫黄泉には未練が残り、3月は手白澤温泉に行きたいなと地図を眺めていると奥日光が候補に上がる。美や川に前回泊まったのは8ヶ月前。変化は無いだろうが、夕食のコースが2種類あって伊達鶏プランという鶏鍋を選べばマンネリも防げるだろう。最大の難関は翌日の予約状況が全て空室になっていること。直前予約でしかも貸切利用、絶対嫌がられるよなぁと思いながらも奥日光の新規開拓は今回メンドーなので予約してしまう。奥日光って老朽化した鉄筋の建物ばかりで調べる気にもならないのよね
普段は12時に出発するので昼食を抜くことが多い。今回は早めに出発できたので桐生市のひもかわを食べることにする。埼玉にもひもかわのバッタもんはあるけれど、桐生のひもかわと比べてしまうと同列に語るのは忍びない。
人気店なので12時前には到着せねばならない。平日でも並ばなければならないし、麺の性質上回転も悪い。11時40分着で最後の2席が空いていたが、それでも注文から配膳まで40分待ったので旅行に組み込むのはお勧めしない。予定は随分狂ってしまうだろう。
店内は広いが店員2人でお店を回している。個人攻撃を避けるためぼかして表現するが「鋼の〇〇〇(正解はホルモン鉄道の歌詞に載っている)」を持つ者が接客していてワクワクさせてくれる
「注文が決まったらこのボタンを押してくださいね」
「もう決まってます。注文お願いします」
「は↓い↑?だからボタンを押してくださいって言ったでしょうが!」
(ボタンを押した順に注文を受けるシステムなのか?割り込むなってことか)
ババァ自分でボタンを押す。そしてそのまま注文を取る。ボタンの意味は無い
ちなみに相席だった女性2人組は我々より先にボタンを押して待っていた。
となりからかすかに聞こえる「ありえなくね?」(申し訳ない)再度ボタンぽち~
テーブルにはメニュー立てがあるのだが、相席2人組に配膳時「メニューはそこに立てて置いて・く・だ・さ・い・ね!」と配膳の邪魔になっているわけでもないのに叱り飛ばす。女性は殺気に押されて急いで戻すが、メニューの立て方が縦じゃないのが気に入らないのか、ものすごい勢いでゴスンと置き直す。
となりからかすかに聞こえる「すみません」(ご愁傷様)
そんな和気あいあいとしたお店で、料理を美味しくいただきますw
興味がある方は是非「ボタンを押して下さい」って言われた直後、目の前でボタンを押して反応を教えて下さい。目の前に店員がいるのに呼び出しボタンを押すのは僕の常識では考えられない(と言いつつ次行った時にやってみるね)
冷やしたぬきひもかわ
よくある絵。半数以上の人がこれをやっている
一口分含んで噛みちぎる。色物と思うことなかれ。ひもかわはうまい。薄くて平たくてクニュクニュした食感がとてもラブリーである。出汁も良い。
カレー南蛮
カレー南蛮のひもかわリフトアップは慎重に。一歩間違えば大惨事
恐恐と麺を持ち上げる人
僕は温かいひもかわよりも冷たいひもかわの方が好み。でもカレー南蛮を注文したくなっちゃう気持ちは分かる。店内にカレーの良い匂いが漂っているから
カレーの人は紙エプロンを希望によりもらえる。
でもひもかわは麺を掴みそこねるからカレー以外でもエプロン装備が良いと思う
ちなみに、5年前初めて行った時の画像を掘り出すと
冷やしとろろひもかわとミニソースカツ丼のセット
やってることもほぼ一緒。ぺろーんと一枚にする技術はなかったみたい
カレー南蛮
とmこさんも5年前と同じメニューを頼む。人は変わらないもんだ
いろは坂は乾燥してる
が、標高が上がるに連れ日の当たらない道路上は雪が残る
4月上旬まではスタッドレスが無難だろうね
中禅寺湖
相変わらず寂れ具合が胸にしみる
戦場ヶ原
湯の湖
湯滝側の湖面は凍結してた
チェックインまで時間があるから立ち寄りへ。温泉寺にお風呂がある?そりゃブログ的には良いネタだ!ということで湯元温泉寺へむかう。
やってない気配ががが
HPにきちんと「4月中旬~11月下旬」と明記されている
もちろん下調べでHPは見ていたんだけど通年参篭だと思い込み、時間にしか目が行かなかった。失敗
ひと気のない境内で佇む猫
仕方ないので源泉湧出地に行くか…
奥日光にも外人さんはいらっしゃいますが、日光のように群れてワーワー騒がず少人数で行動している(東照宮付近の歩道なんてルールもクソもあったもんじゃない)。物静かで礼儀も正しい。悪く言えば誘致がうまくいってないんだろうけど、自分は好きなんだよね静かな温泉地。そして寂れた雪舞う温泉地で単独行動する欧米系女性の姿は、景色にマッチして見惚れてしまう
温泉寺から源泉までの橋は新しくしたようでぴかぴか
橋の上には30cm近く硬い雪が積もっている
完成していないのか、看板らしき場所に案内はない
奥日光は英語の案内が少なかった気がする。温泉組合のHPも日本語だけだし、それで僕も道を聞かれたのかしらと今更ながらに思う。(美や川の館内は英語の案内が至る所に有ったけど)
良い子は真似しちゃいけません。最悪死ぬ
湯の湖
温泉が流入するせいかこちら側の水面は凍っていない
温泉の立ち寄りができなかったから、まだ時間はある。奥日光湯元温泉旅館協同組合のHPで「全日本氷彫刻奥日光大会」が開催中と告知されているけど場所の情報が全く無い。ウロウロしていてかまくら群を見つけられたから良かったけど、人を呼ぶ努力はしつつも少し抜けてるよなって思う。
湖畔ひろばって所でやってました
既にかまくらも倒壊しつつあり、哀愁を感じる
溶けるまで開催中とのことで、そろそろ終わりなんでしょう
これが最優秀賞。
氷だから上手く写らないがエイの胴体が空洞になっていて細工が凄い。
足湯もお休みで14時を待って宿へ
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