
祝日は大抵の飲食店が開いている。野沢温泉の外湯や名所はスタンプラリーで制覇しているので開拓するなら飲食店だろうと考えていた。オサレな店で飯を食って自慢して自粛厨共を煽ってやろう
同じ話の繰り返しになるが、野沢温泉で連泊するなら火・水・木は避けたほうが良い。前述したように店はほぼ閉まっている。温泉巡りが出来れば店なんてどうでも良い、と思っている人も無人の外湯が49℃になっていることを承知の上で湯巡りして欲しい。あなたは足先も付けられない湯船の側で呆然と立ち尽くす羽目になるはずだ。もちろん水の出る蛇口はあって加水できるが、70℃以上の源泉がドバドバ投入されて湯船自体も熱を持ったお湯は簡単にぬるくならない。一人での外湯めぐりは命の危険を伴う(これは冗談ではない)。
さて、10時チェックアウトで15時まで5時間ある。5時間は結構長い。ま、温泉地に来てるのだから最初は温泉よな。
どの温泉にしようかなと、歩く。野沢温泉の素敵な所は狭い地域なのにお湯の特徴が様々な点だ。沢山お湯が出てますよ・外湯も有りますよと謳っている温泉街でも実際にはたいしてお湯の違いが感じられず、思いの外面白くない所もある。出ている場所が違うだけで地面では繋がってるでしょ的な。野沢温泉の外湯は引湯している源泉の情報をきちんと頭に入れておけばちゃんと別物のお湯に浸かれる。それはとても重要なことだ
上寺湯はもう入ってる

真湯は人が沢山いてやめた

真湯前の湯の花が最高にキモい

駐車場からずっと登る

とmこ「適当に歩いてる?」
とむこ「知ってるから大丈夫」
野沢の地上絵を見つける

逃げる猫

滝の湯に来ました

最も素朴な外湯、それが滝の湯
女湯は濁っていて46℃


男湯は透明で43℃

濁っている方が鮮度が悪くて温度が低そうなもんだが、不思議だね。サイフォン式の排湯でオーバーフローしていない珍しい外湯。あと、脱衣所の床が温かくて乾きやすくなっている
麻釜


摘み菜を茹でてるのかな?

麻釜の近くのお店が開いているのも初めての体験

なかなか良い値段ですね。売れているようです

せっかく営業している土産屋なのに、パッと見「うんまぁ時代遅れな良くある土産やね…」と感じて入らなかった
足湯付近は家族連れで凄い人混み。近寄る気にもならない
こういう時はさらっとカフェに入ると空いていたりする






「おとなセットって出来ます?」「大丈夫ですよ~」


1,000円にしては豪華

とむこ「とmこは?」


アイスカフェラテとオレンジピールチョコケーキ

「宿泊です。連休をずらして昨日から3泊」
「だいっっせ~いかい!!」
お店の人はとても楽しい人で「大正解!」と大きな声を出しながらクルリと回転していた。ミリオネアで正解したのかと錯覚するほど歓喜していた。コロナだなんだ言ってもシルバーウイークの野沢温泉はとても人出が多かったようで、このお店も怖いくらい混んだようだ。そういう人ゴミに比べれば今日のように貸切状態でゆっくりする僕らの選択は大正解なのだろう。
10時半に入店して11時30分に店を出るまで(お店が混み始めた)ほぼノンストップでお話を聞いた。とむこは合いの手しか入れていない。

極稀に旅先で遭遇する濃いキャラは麻釜の側のカフェにいました。駒の湯山荘のご主人より強いマシンガントークを炸裂させてくる
ジョンノビ跡地は建築中。建物の前には広場ができるらしい

店の前まで来て悩む

とmこ「お腹すいてる?」
とmこ「今食べたら夕飯までにお腹が空く自信がない」

分かる。100%とmこの言うことが正しいが明日は店が閉まってしまう。それにカフェのはしごをするほど僕らはカフェ好きじゃないだろ?この店で飯を食わねば15時まで間が持たん

とmこは店の前で電話をし予約する。とむこは野沢屋に電話してチェックイン前に車庫を使わせてもらえるか確認する。13時過ぎれば部屋の用意もしてくれるとの事。これは有り難いとまずは車を横落駐車場から車庫に移動し、短パンからズボンに着替えた
特にドレスコードは無さそうだが、念の為

オサレな店内だが、窓からは河原湯が見える。やはり野沢温泉

滅多に行けない店でランチが3つあったら絶対一番高いのにしちゃうよねぇ


ピーナツバター南瓜のスープ

ぶどうジュース


アイスティー

前菜盛り合わせ






とmこ「そういう事言わないで!」







イタリアンソーセージ サルシッチャ グリル





爽やかで冷たいデザートに救われたのであります

今回は偵察も兼ねてランチで利用したが、素泊まりで泊まってこのお店で夕ご飯を食べるのもいつか実行してみたいと想いました。
13時半に野沢屋着

頼もう!
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