夕食に向けて交互浴を繰り返す。ボイラーで温められた加温槽に浸かるとぬる湯に戻りたくなくなるが「えいやっ!」とぬる湯に浸かると体がビリビリする。そしてお腹が空く
アルコールランプの説明
今回、新規の客はいなかったが「慣れた人ほど注意を」と自らの失敗談を交え使い方のおさらいをする。相変わらず話がうまい
僻地にある温泉だから仕方ないことだけど、予約方法が電話しか無い旅館は混み具合が宿泊するまで分からない。僕は平日宿泊で尚且つ空き室が多い旅館を選んで泊まる人なので、混んでいるのか分からないまま旅館に行くのは少し重荷になっている(とは言え、駒の湯山荘は常に満室でいてもらいたいけど)。ちなみに今回は僕らを含めて3組だった。18時開始。料理も少し変化が見られる
夏至に近いので、食堂はまだ明るくランプの灯りは目立たない。朱塗りの器も相変わらず美しいのだけど、流石に慣れてしまい有難みもさほど感じない。慣れるというのは良くないものだ
今まで飲み物メニューを載せていなかったので載せておこう
峰乃白梅純米4合瓶 2,740円
純米酒じゃなくて、純米吟醸がでてきた。ここの酒造の菱湖を飲んで覚えていたので、思いがけず出会えて嬉しい
いつものウーロン茶
食前酒はどぶろく
このどぶろくは酸味が少なくて甘みが強かった。
煮物
とmこ椎茸が大きかったので、とむこ椎茸と並べてみた
小さい椎茸が普段我々が目にしているサイズである
馬のハツ(心臓)の燻製
みずの胡麻和え
わらび
和牛のゆっけ
油っぽくない濃い牛肉なので日本酒の肴に丁度よい。2切ずつ、しっかり噛んで味わう
漬物
ほろほろ漬け
以前は「醤油の実」だったが、僕はこちらの方が好み。
宿泊客が少ない時は「岩魚の唐揚げ」になる
僕は駒の湯では塩焼きよりも唐揚げのほうが好き。串に刺さった塩焼きを食べるのが秘湯の王道のような気もするが、ホワッとした柔らかくて淡白な身は衣の油と相性が抜群に良い
天ぷらは揚げたてがその都度
ふきのとう 根曲がり竹
八食しいたけ
猫舌且つ冷めた食べ物好きの人間には揚げたては少し大変だが「あつッ!あつッ!」と頬張るのも乙なのだなと最近知った
「ちゃんとした魚沼産こしひかり」
一人一膳分。お代わりはお櫃を渡せば詰めてもらえる
古くからある旅館ほどお櫃にご飯を詰めまくる印象があるが、駒の湯は胃に優しくて嬉しい。魚沼産コシヒカリだから2~3杯食べたいような気もするが、実際には1杯も食べられない
とmこの大好きな味噌汁
僕らは豚汁とくじら汁の2種類を経験しています
今回は豚汁
ご飯も味噌汁もお願いするまで出てこないので、席ごとに温かい状態で供するため鍋で出てくる
このなんてことのない味噌汁が本当に美味しい
草餅・枇杷は埼玉まで持ち帰った。夜食にしようと思っていたが食べるタイミングがなかった
90分の時間制限はあるが、普通に食べれば1時間程度で食べ終わる。僕は駒の湯の定番おかずを酒の肴にしてゆっくり・まったりと過ごした。とmこさんはお酒を飲まないので食事のペースは僕より早いが僕の分のお米も少し食べてもらい帳尻を合わせた。
19時過ぎ、それでもまだ外は暗くなっていない。布団で横になるより浴槽で浮いている方がリラックス出来るからそのままお風呂へ行こうか
コメント