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鹿教湯温泉 三水館11-4@夕食

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さて、夕食だ。三水館といったら食事がメインだ

僕は仕事で頂き物のサバランを昼食代わりに食べたけど、とm子さんは朝から絶食。意気込みが凄いでしょ。「空腹は食事の最高のスパイスだ」って書くと、空腹で食べれば何でも美味しい!みたいになっちゃうね。そうじゃない。美味しい食事に挑むにはそれなりの覚悟が必要である。そして、夕食時に少しでも「まだお腹が減っていない」と感じたら夕食に失礼なのだ。

情報として、食事処は個室が3箇所、オープンスペースに2+2卓。どこに案内されるかは部屋のランクと関係してないみたいよ
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オープンスペースは簾で仕切りはあるが、隣のお客さんの会話は丸聞こえ。なので、隣のお客さんの民度によって食事の楽しさは大きく変わる。運が悪ければ本当に食事が楽しめないし苦痛な時間になってしまう。と、そんなことを書いていて思い出したのだが「一本木」という個室の隣の仕切りが襖なので音の逃げ場がなく、食事処よりも酷い思いをした。

だからまぁ、運だ。質の良い旅館には質の良い客ばかりかというと、そうでもない。人気のある旅館には色々な人が出入りするもんだな、と感じる。(普段から平日泊で閑散としている旅館に泊まる事が多いから、賑やかな旅館では特に色々と感じるのかもしれない)

僕らは旅館の滞在中にリクエストや要求を殆どしない。多少の不便・不満があっても「ブログネタができた」程度に受け止めてヘラヘラしている。でも、ある日の夕食で隣の客があまりのクチャラーでゲップも酷く、朝食はその人達から離れた席にしてもらった事がある。その件が原因となったのかわからないが、それ以降は常に個室になってしまった。たまたまなのか配慮の結果なのかは不明だが、いつも個室が割り当てられると「やっぱりあの時、我慢しておけばよかったな。ブラックリスト入りしてんのかな?」とやや気を揉んでしまった。でも個室のほうが良いじゃん、と思われるかもしれないが、そうでもない。オープンスペースの方が好きだ。特に朝日が差し込む場所で食べる朝食はとても気持ちが良いし、故ニャン蔵がヒョイッと現れていけないところを毛づくろいするのを横目に食べる朝食は個室では叶わない。僕は今でもニャン蔵を見ることが出来るから、余計にね。



今回は個室の呪いが解けたのか、食器の並んでいる大きなスペースでお隣さんも良い人たち。ベストな環境だ。夜はこのテーブル席が、朝はガラスの扉の向こうの窓際が特等席だと思う。


給仕をしてくれる地元のおばさまたちのメンツも変わらず皆さんお元気そう。一番小さい可愛らしいおばあちゃんが大好き(みんな好きよ)なのだが、やや恥ずかしそうに「お久しぶりですね」と言ってもらえて非常に嬉しかった。2年という歳月は長い。宿泊される人数もとてつもなく多いだろうが、覚えておいてもらえたというのは、何よりのおもてなしである。今後はこのおばあちゃんに会いに三水館に通う気がする。


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今回は料理の説明がちゃんとありました。
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ただし、説明があると思ってなかったのでメモできず曖昧になってます

冬菜のおひたし
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アブラナ科。味付けの妙なのか苦味は感じなかった。埼玉だとかき菜が似たような野菜になる。

鞍掛豆と名前を忘れた野菜
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「くらかけまめ」って言われてその場でふわぁっと頭から消えていった。即座に漢字に直せない言葉って覚えられないね。なぜ今説明できるかというと、農産物直売所で似た豆を買いまくり(煮てみないと分からない)見つけることが出来た。無駄な努力だ

野菜に比べて目立たないけど、色々な品種の大豆が安価で買えて体にも良いので買ってみてください。

オレンジ色の野菜はヤーコンのようなシャリジャリした食感だったけど謎のまま。

楽しみにしていたお寿司がない。残念!
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大根入り卵焼き
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胡桃を干し柿で巻いたもの
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春巻
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豚肉とりんご
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ちょっと前に泊まった野沢屋さんと被った。この食材の組み合わせは流行ってる

わかさぎの南蛮
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一つの赤が画的な美しさを演出する


青大根のソテーもありました
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メニュー表は綺麗になっていたよ

数年間ず~~~~~っとばってんだった〆張鶴は無くなり
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こんな感じで種類も増えた
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それでもちょちょいと黒塗りしちゃう「あぁ…」なところは変わらないけどね

オラホビールのアンバーエールはおすすめ
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とmこセレクション みかんじゅーす
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小布施ワイン 白 オービュース2017
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2年前の3,000円から4,000円への1,000円値上げだが、まだ安い。

輸送用の保護ラベルwを剥がしてもう一度
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小布施の白は三水館の料理にピッタリ。甘くなくて強めな酸味が口をリセットしてくれる
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裏のやけに熱量の多い説明文が、ワインの涼しさに比べて暑い

鍋の火は最初から
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使われていたマッチのデザインはレトロIMG_0156
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飲み物が届いてからねぎ鍋が来る
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ぱっと見は「量が減った?これなら余裕かもと思ったが器マジックだった

以前はこんな感じ
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タワーのようだったけど、今回は器が深くなってただけで量は一緒

水分が吹き出ている松本一本ねぎ
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ぬたっとした水びたしのようなねぎ。帰り道の直売所で買ってもこんなに水分出てこないんだよなぁ

で、箸なのか木の棒なのか判別しにくい物で滑りやすいネギを頑張って鍋に投入
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豆腐、1人5切れあります

豚肉はしゃぶしゃぶ感覚で良いとのこと
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調理しながら前菜を味わうことができるので、食事のペースはゆったり。急いで食べなくてよいのは嬉しい

出来上がり
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ネギが薄く長く切ってあるので、啜りながら食べていると麺を食べているような気持ちになる。長ネギを使った低糖質麺鍋、流行るぞ。

毎度毎度思うのだが、ねぎ鍋は(豆腐の)量を減らしても良いんじゃないかと思う。一人あたりお椀3杯食べ終わる頃にはお腹が一杯になってしまう。僕が「もうごちそうさまでも良いや(腹8分目)」って話している時にお隣の席から「もうお腹いっぱい」って声が聞こえてきたから僕だけがそう思っているわけではない。汁を出来るだけ飲まないようにしてお腹が張るのを防ごうとするが、ネギのトロトロ成分がとろみのようになっていて具だけ取り出すのは難しい。それに汁がうまいの。残せない。
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鍋が煮詰まると出汁を追加でもらえます。これも旨い。ごくごく飲みたい
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信州サーモンの漬け
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昔は信州サーモン、その後はシナノユキマス、前回ジビエの鹿肉、で一周回った感じ?

(希少性で言えば、シナノユキマスを出す旅館は殆ど無い)

舞茸と里芋の煮物
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柚子の香りがうわっと顔を覆った後から舞茸が追いかけてくる
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かぼちゃ豆腐
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自分のバカ舌を披露するようだけど、三水館の〇〇豆腐って味がしない
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食感と出汁ジュレを楽しむ。馬鹿舌だから

サラダ
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ポテサラ初体験。サラダはなんというか分厚くなったね。野菜の塊?IMG_0155
野菜が好きなので褒めてます。もっともっと分厚くても良い

信州サーモンの西京味噌漬け
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3口サイズで助かった

煮物の時点でお腹10分目。焼き物を食べ終わるときには13分目。

奥の手で「キャプテン・クロウ エクストラペールエール」
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すっごい苦い。これで胃に鞭を打つ

酢の物でも同じ効果はあるんですけどね
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漬物が来て
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牛蒡ご飯
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こんな美味そうで(勿体無いから)辞退できないじゃん
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15分目です

ロビーでデザート
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ぜんざい・きなこアイス

ナット・キング・コールが歌ってた。falloutのBGMで使われていた曲があって、他にお客さんがいないことを良いことに(今回もドベだった)その曲をアンコールする。静寂とか静謐とかいう表現が使われるけど、夕食後のアルバムのセレクトによっては結構賑やかになるロビーです


もう動けない…
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ロビーの音楽が薄っすらと聞こえるの聞きながら唸る


コメント

  1. minimal1991 より:
    こんにちは。
    鍋が前半にでてくるの、後半が怖くて安心しておつゆも飲めないですよね。
    豆腐も多いし、木綿かな?とってもお腹がふくれそう。
    個人的には後半にだしてほしいですね。
    前回は前菜とサラダに感動しました。また行きたいな。
  2. とむこ より:
    >>1
    さきに「これくらいの量」と把握できるだけでも違いますよね。最初にどーんと鍋があってもお品書きがあるとかで先が見えれば、心持ちがちがうというか。minimal1991さんは草鍋でしたね。草鍋も見た目は凄いけど味に多様性があって飽きなかった記憶があります。ぜひ、色んな季節の三水館をご賞味ください
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