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初心者指南@みうら海王

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開業から7年、興味のある人は一巡した感じのみうら海王ですが、未だに完全初心者もぽつりぽつりと見かけます。スタッフが親切に指導してくれますが、完全なフォローは難しいです

それで、高い料金を払っているのに釣れなくて楽しくない思い出になったら可哀想だな、と傍から見て良く思います。そういう感想で「もう行かない」って結論になってしまうと勿体ないなとも思います。何故なら2回目3回目の方が楽しいから。正直、海上釣堀は運の割合もかなり高くて「こうすれば必ず釣れる!」という方法は無いのですが(常連さんと話していても「最初のくじで釣れるかどうか決まってしまう」という会話はよく聞きます)、少しでも行く前のシミュレーションが捗るように書いてみたいと思います。何度も海上釣堀に行ってる人、何かしら釣りをしている人には全く参考になりません。
「みうら海王 ブログ」で検索する人は「どんな場所なのか?」「どうやったら釣れるのか?」が気になっていると思います。男性13000円女性10000円払って釣れなかったら嫌だものね。特に普段釣りをしない人には未知の世界だと思うので、僕なりに「初心者は何をすればよいか?」を書いてみます。
 
一番最初に手ぶらで行っても大丈夫ですが日焼け止め対策は必ずしてください。日焼け止めクリーム・帽子は必須です。晴れた日の海上は日焼けマシンの中と同じです。日焼けではなく火傷をします。数日服が肌を擦れるだけで痛いです。気持ちが上がって上半身裸の人が時々いますが後で苦しんでいるはずです。真夏でも熱中症にはなりにくいですが、脱水には気をつけましょう。スポーツドリンクを最低1Lは持ち込みましょう

これは二の腕の日焼け止め塗り忘れ

BlogPaint 綺麗に火傷してるでしょう
初心者でも釣れるし初心者にも優しい釣り堀ですが、何も知らなくてOKという場所ではありません。手ぶらで行っても大丈夫=無知識で行っても大丈夫ではありません。リールの扱いが分からず「釣れるタイミング」を逃してしまうのが一番勿体ないなと思います。貸竿には仕掛けがセットされているから餌つけて海に放り投げるだけで釣りはできるのですが、投げ方を知らないと最初につまづきます。スタッフはとても親切ですが70人の面倒を4人前後で見ているので必ずマンツーマンで指導してくれるとは限りません。できれば安いリールを手に入れてカチャカチャ触ってどういう機械なのか知ってください。アマゾンで600円程度で買えます。
 
現地でゆっくり慣れればよいかというと、それでは釣れるタイミングを逃します。釣れる時間は短いです。4時間半釣りをして釣れるタイミングは「朝1の釣り始め10分」「放流の10分×3回」この40分だけです。で、この毎回10分の貴重な時間にモタモタしていると1匹も釣れずに終わってしまいます。モタモタとは「針がない(根掛り)」「仕掛けが絡む」「うまく投げられない」「餌の選択ミス」「放流後に釣れることを知らない」こんなところでしょうか?なので「釣り道具の予習」「釣れるタイミングを逃さない」は絶対に覚えておいてほしいです。

海王での流れ

受付を済ませ、集合場所に集まります。早く乗りたい常連さんは場所取りをしていますIMG_20200610_070550
並んだ順に釣りが始まる訳ではないので早く船に乗る必要はありません。

船に乗って
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生簀に着いたら
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最初に竿を借りて(1,000円)餌(500円程度)を買います。餌はダンゴで大丈夫。僕はいつも「生ミック」という餌を買いますが、ダンゴエサならなんでも良いです。後で買い足すこともできます。針もできれば6本程度購入をオススメします。一度も針を変えずに釣り終える人は殆ど居ないと思います。魚から針を外すペンチは1,000円のデポジット制。持ってきてない人は借りましょう。

こんな感じで必要なものを借りたり買ったりします。小銭があると便利
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釣座の抽選はくじ引き。ピンポン玉に番号が書いてあって小さい番号から好きな場所を選びます。基本的に風上を選べばOKですが、案内のスタッフにオススメを聞いても良いと思います。僕は何度行ってもどこが良いのかイマイチ分かりません。潮の流れとか風上とか法則はあるようですが、どこでも良いかなと思っています(ゲスい常連の近くは嫌いですが)。参考にするとすれば、貸切さんが先に釣り始めているのでどの角が釣れているのか観察しておいて同じ角を取れると幸せになりやすいかと思います。最近行った時、6組の6番目(つまりペケです)でしたが、一番釣れました。案内してくれた社長や店長は「釣りにくい」「朝しか釣れない場所」と助言をくれましたが、なんとかなるものです。なのでくじ運がなくても大丈夫

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朝一は餌(団子で良い)がついた仕掛けを海に放り込めれば大丈夫。できるだけ生簀の中央に投げましょう。「はじめてくださーい」の声と同時に仕掛けを投げられれば青物が釣れたりします。空針でも釣れるのがこの釣り始めです。浮きがコツコツ下がっても急がないで浮きが全部海面に沈んでから力いっぱい竿を上に上げましょう。焦ってはだめです。遅いかな位がちょうどよいです。大抵朝は鯛が釣れるのでヒレや口で怪我をしないようにペンチで針を外しスカリに魚を移してすぐに釣りに戻ります。時間が重要です。うまくいけば5匹は釣れます。
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青物が釣れた時は「アオで~す」と叫ぶシステムが有るのですが、「何が釣れたのか分からないよ」と思われるでしょう。竿が手からもぎ取られて海に落としそうになったら間違いなく青物です。怖いくらい竿が引っ張られるので実際に釣ってみると直ぐに判別できます

周りが釣れなくなったら、一旦竿を上げて朝ごはんでも食べましょう。浮きをガン見していても定期的には釣れません。餌を変えたり棚を変えたりやることはたくさんあるけど、初心者はそこを頑張らなくて良いです。スタッフに「釣れないんで教えて下さい」とお願いしやすいのもこの時間帯です。運が良ければ手本を見せてくれて掛かった魚をお持ち帰りできます。

 
最初の放流は鯛。餌は団子。放流直後の魚は警戒心がないのでホイホイ餌を食べてくれます。この時釣れる場所・釣れない場所が必ず出てきますが釣れないときは諦めましょう。あと、放流直後に全員釣れることもあれば全員釣れないこともあります。それはそういうものです。2匹釣れれば良しとしましょう。
初めての人はここまでで針を3本くらいロストしているはずです。初心者はとにかく根がかりします。生簀はすり鉢状なので生簀の手前(自分の目の前)で釣りをしていると生簀の網に針が引っ掛かります。そうすると針を切るしか無いです。だから頑張って中央に投げる、浮きが端に移動したら早めに投げ直す、を忘れないでください。
次の放流まで1時間はあります。ゆっくりしましょう。同じ生簀で釣れてる人がいれば「餌・棚」について質問しても良いと思います。性格が悪くない限り、教えてくれるはずです。

 
次の放流は青物です。青物は大きい魚なので準備が必要です。

青物用仕掛け(青物用竿を借りましょう)
大きい針に交換(海王で売ってます)
生き餌の用意(ある時とない時あり。持ち込むのは初心者には難しいです)
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放流前にフタッフから「これから青物放流するよー」と告知があります。急いで生き餌(鯵)を買いましょう。そして必ず生き餌の尾ヒレを切ります。これをしない人が他の人の仕掛けに絡ませていますが、とてもイケないことなので覚えておきましょう。針のかけ方は「背掛け」で良いんじゃないかなと思います。背中にちょいっと針を引っ掛けます。生き餌は弱るので放流直前に行いましょう。放流と同時に仕掛けを投げて、運が良ければ浮きがどーんと沈みます。合わせて竿が持ち上がらなかったら「アオでーす!!」と叫びましょう。周りの人が「アオでーす」と叫んだら必死に自分の仕掛けを回収します。仕掛けを絡ませない為のルールです。これをしないと仕掛けが絡んで釣った人にも周りの人にも迷惑になります。
 
青物が沢山釣れると他の魚もウキウキして釣れ始めます。なので青物放流後は30分くらい粘りましょう。青物放流後に生簀がシーンとしている時は諦めます。隣の生簀でずっと歓声が上がっているのを恨めしい思いで聞きましょう。
また休憩時間です。生簀の角に魚がたまっているか見てみましょう。魚が見えればラッキーです。海老でも買ってきて魚のところまで落とせば釣れるかもしれません。見釣りは楽しいです。食べる瞬間が見えるときもあります。
最後はシマアジ。シマアジも団子。鯛に比べると合わせは少し早めに。浮きが完全に沈んだ瞬間を狙います。口が弱いので強すぎる合わせもよくありません。でもしっかり合わせます。シマアジは高級魚なので3匹釣れれば大成功です。やはり釣れてから次の仕掛けを投入する時間を如何に短くするかが一番重要です。放流された魚はすべて回収する意気込みが重要です。
順調に行けばスカリに鯛4青物1シマアジ3が入っているはずです。でも実際の所、3回放流が終わった時点で8匹釣ってる人は10人に一人位です。平均すると3匹程度でしょうか?まだ0匹の人も居ます。釣りたい人はスタッフに積極的に声を掛けてください。「釣らせてほしい」とお願いしましょう。
大体12時30分が終了時間なので、体力のある人は粘りましょう。ギリギリまで粘って焦って片付けをすると忘れ物が多いらしいので、徐々に片付けましょう。
 
スカリを持って行くと魚を絞めて血抜きしてくれます。たくさん魚を釣っていると写真撮影をお願いされるかもしれません。
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僕は12時を過ぎたらさっさと釣りを止めます。魚も一番最初に締めてもらっちゃいます。魚を締めるのは時間が掛かるので並んで待っていると魚が弱って血抜きがうまくいかないような気がします

あとは船に乗って解散!帰ってから魚を捌きますよ
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発行スチロール1,500円(氷600円付き)でヒラマサ2・鯛5・シマアジ2・石鯛1が収まりました
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クーラーボックスを持ち込みたい人は60L以上をオススメします

鯛・青物→ウロコ取り
シマアジ→スチールたわし
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60cmのヒラマサ

魚を捌けない人はyoutubeで予習して捌いてみましょう。青物はとても大変です。大きいのでシンクやまな板に収まらないかもしれません。

内蔵を取り出すときに胆汁が漏れると身が苦くなります。色もついて汚く見えます。気をつけましょう。骨・皮は捨てずに茹でてください。生姜・ネギ・日本酒・味醂・塩で立派なアラ汁が完成します。正直、身よりも美味しいです。
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頭は焼きましょう
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魚の冷凍保存は是非ピチットシートに包んでください。霜焼けのリスクが格段に減るので長持ちします。僕はピチットシートに包んで更に真空パックにします。当日中に綺麗に処理しておけば3ヶ月は新鮮な状態を保てます。一度冷凍したものでも刺身で食べることもできます。

お疲れさまでした

もっと釣りたい人は、道具を揃えましょう。やはり行った回数だけ釣るコツが分かるようになってきます。頑張ってください
みうら海王
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