宿泊から帰って調べてみたら2024年12月にブッフェ会場がリニューアルされたようで、リニューアル前に宿泊していたら感想が随分違っていたかもしれない、とyoutubeの動画なんかを見て思いました。以前は旅館の下調べと言えばブログだったのに、今回の旅行では動画やSNSがメインの情報源でした。ブログなんて昔からずっと衰退し続けてきましたが、もう新しい情報を得られる媒体ではなくなってしまいました。でもブログで情報を得てきた身からすると、動画やsnsは時間を浪費するし正確な情報は少ないしで便利とは程遠い。果たして情報の何割がステルスマーケティングなんだろうか?とか色んなことを考えてしまいます。あとyoutubeで大洗ホテルで検索したらその後のホーム画面がオールインクルーシブホテルばかりになってしまってうんざりです。ネットが世の中に浸透するともっと便利な世の中になるはずだったのに…なんか自分のブログもなぁ時代遅れなまま続けるのもサーバー代とか掛かるしぃと閉じる方向で考えていたのですが、nasにwordpressを突っ込めそうなので移行出来たら続けようと思います。今の所サーバーの移行についての知識が無さ過ぎて何をやって良いのか全然分かりません
17時半開始と19時半開始の90分2部制だったので、チェックイン時に19時半を予約しました。普段なら17時半を選んでいたはずですが、何か早すぎるのもキツイなぁと思って後半部にしました。でも個人的イメージとしてはブッフェの後半って前半の人たちの残した余り物が出てきそうで嫌なんですよね(大洗ホテルでは前半部終了の19時から30分の清掃時間があるようです)。
鬼怒川の大きなブッフェホテルでは開始時間の少し前に会場に着いたら老人たちが行列を成していて席に座るまでかなり時間が掛かりましたが、大洗ホテルは客層が若めで死に急ぐ感じがありませんでした。10分前に会場前に着くも並ばずに近くのソファで寛いでいる感じでした。
これってどうしたものだろうか?と観察していると開場されると早く来た人は早く会場入りし、遅く来た人はその人達の後に入る、という何となくな順番がきちんと形成されていました。死に急ぐ人たちがそういうのを無視して我先にと列を作り始めるともっと殺伐とするんでしょうね。ちなみにインバウンド系の観光客は皆無でした。春節以降は分かりませんが…
会場内の席にとてもゆとりがありました。平日なので満室ではないからあくまでも当日の雰囲気ですが、席も7割程度しか埋まって無かったです(でも満室でも席が余るようになっている気もする)。黒いスチール棒で簡易的に空間を分けていますが、閉塞感を感じさせずに他の宿泊者と緩くプライベートゾーンを構築出来ていて落ち着けます。人が近くを歩き回って落ち着かないというのを金属の棒だけで防ぐことが出来ています。オープンなスペースも席間には余裕があったので全体的にゆったりしていました。
自由席というのも良いシステムです。2人で宿泊して指定された席に行ってみたらやけにテーブルが小さくてゲンナリしたなんてことは起こりません。ブッフェで席の広さは快適度に直結するのでこれは本当に食事中の質を上げてくれました。あと自由席は料理が取りやすい席にするのか料理からは遠いけど騒がしくない席か選べるというのも重要ですね
表現が難しいのですが、ブッフェ会場と通路を挟んだ場所にも食事をするテーブルが並んでいて窓からは海が見えます。ブッフェの煩さを極端に避けるならこの場所はかなり良席になるはずです
まずはズワイガニとノンアルービールを取って来てズワイガニを解体しつつ、周りの観察から
90分食べ続ける事は出来ないので、ゆったりスタートにしました。最初に料理を取りに行った人たちが席に着くまで込み具合を観察します。ただ、暇つぶしに持ってきたズワイガニの鋏が貧弱で解体が全然進みません。鋏の先端で殻の一部を切れば身がスポッと抜けるはずなのに鋏が切れないから根元で切ると身も切断してしまい、殻自体を切り開かなくてはならなくなる。イライラするし手はべとべとだし、出だしは最悪です(トイレまで手を洗いに行く必要がありました)
一番最初のみんなが料理を取っている所。そんなに人混みが発生していない
酷い所だと押し競饅頭のような状況で押し退けながら料理を盛ったりする必要が出てきますが、レイアウトが良いのか人数に対して会場が広いのかストレスを感じませんでした。メインの魚介類は真ん中に、サブの料理が両翼に展開されていて、両翼の料理は同じものが並んでいます(説明が下手で申し訳ありません)。なのでサブの料理は2か所から取る事が出来るのも人混みを緩和しているのだと思います。
僕はブログなんて殆ど忘れていたのにとmこさんは律儀に写真を撮ってくれています。
ライブキッチンは浜焼きとステーキがありました
リニューアル前の魚介類は固形燃料で各自焼いていたみたいですが、あれって時間と場所を取るので良い変化だと思います。
さざえはブリブリしていました
とmこさんはステーキをとても気に入って4回ほどお代わりしていました
お刺身は恐らくカンパチ・サーモン・鮪が2枚ずつ乗った小皿で提供されていました。そして鮪がやたら旨かったです。ブッフェの刺身なんて錆色の赤身が並んでいても不思議ではないのですが、うっすらとピンクがかった中トロのような部位でとても甘みがありました。とむこはこの刺身の盛り合わせを5皿頂きました。いやー旨かったです。とmこさんからステーキを劇推しされても刺身が入る場所がなくなるから食べなかったくらいです
食べたい物ばかり食べたので他の料理の事は分からなかったりします。写真だけ載せます
そういえば、この写真は鍋ゾーンなのですが牛肉がサシの入りまくった良質肉でした。何でこんな肉が争奪戦にならずにしらーっと置かれているのか頭を捻りました。
鍋の具材も各自好きに入れられるのも良かったです。
鮟鱇だけを入れて煮込む
贅沢ですよね。野菜なんて一切入れずに鮟鱇の身を食することが出来て幸せでした。
鰓もゲットです
吊るし切りの時に使い古した歯ブラシのようなと説明があったので、すぐに分かりました。鰓なんて臭そうに思いましたが癖も無くコリコリと楽しい食感でした。
こういう事を書くとあれですが、やっぱり鮟鱇って味が無いですよね。如何に肝の味を染みこませて食べるかみたいな魚なので何故冬の茨城でこんなに鮟鱇が持て囃されるのか不思議です。個人的にはほうぼうの方が甘みがあって美味しく感じるのですが…でもこんな即席鍋でも時間を掛けて煮汁を煮詰めるとこってりとした味になって美味しかったです。鮟鱇の唐揚げを鍋に突っ込んで汁を絡めて食べたら更に極上でした。
飲み物など
冷蔵庫内にコップが冷えていて日本酒も入っていました。コップと一緒に日本酒を取り出したらスタッフに制止されて「日本酒はあちらにあります」と。ふと見やると氷が入った容器の中にお酒が並んでいました。冷蔵庫のお酒はストックだったのです。知らず知らずのうちに新品を飲みたがるやらしい客になっていました
付添いの子供は飽き飽きしています
90分って意外と短く感じました。出来ればもう30分長いと歓談が捗るなぁと思いました。提供されている料理の半分も食べていないので、残りは宿題としてまた来たいと思います。出来れば次回宿泊時にも同じクオリティだったら嬉しいなと思います(と願いたくなるほど僕らが食べた食材はよいものでした)。
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