雨音で目が覚める。正確には土に出来た水溜りに屋根の雨がボチャボチャと落ちる音だ。実家にいる時によく聞いた音だが、実家を出て20年以上経つ。現在のマンション住まいは楽な部分も多いが、こういう音や匂いが希薄な空間になってしまう。ノスタルジックな気分で外の世界を見つめるが、恐らく今一軒家を建てたとしてもマンション以上に防音性能が上がって外部の音なんて全く聞こえないだろう。そもそも土がえぐれた水溜りなんて出来るのだろうか?
5時10分に大浴場に向かう。予想通り誰もいなかったので窓を全開にして外の空気を呼び込む。蒸れた空気が出ていき、雨を含んだ冷たい空気と入れ替わる。温泉との相性は良い
セルフの販売所からコーヒー牛乳を取り出し、飲む。
朝食は8時から30分刻みで選べたような気がする
窓から外を眺める
品書きの切り方がやや雑。だがちょっと面白い
前夜の全力なお姉さんがまた担当かななんて気軽に構えていたら妖刀のような人が現れた。姿から滲み出る雰囲気がとても鋭い。百戦錬磨と言う言葉は、この人の為にあるのだろう
物腰も柔らかいし、会話も軽妙、とても居心地の良い空間を提供してくれる。でも僕はこの人を少し「怖い」と思った。畏敬の念を抱いた
どうやらこの人が騒音の苦情を対処してくれたようである。怖や怖や
湯豆腐のタレも豆腐と一緒に温まるが、冷たいタレに温かい豆腐を浮かべるのも乙であると思う
温野菜のドレッシングは味噌ベース
酸味が強い
手作り納豆は、ほのかな納豆風味の煮豆
この牛肉は濃くて美味かった
ぶちゅっと出されたわさび漬け。都合、二人分食べなければならない。キツイ
自然薯には
押麦ごはんが似合う
小さいヨーグルトかと思ったら
濃くて甘くて春菊のアクセントが良かった
帰り際、日本人の若いスタッフにチェックアウト時間を聞く。答えられずに妖刀に聞きに行く。外国人スタッフだったら即答出来ただろう
ロビーをふらついて「そういえば朝食にはフルーツジュースだよな」
濃縮還元で喉が「グエッ!!」となる。若い頃はコンビニのウェルチを喜んで飲んでいたのに
フロントに行って「貸切風呂空いてます?」「空いてます」
3度目はアヒルはつかなかった
雨が止んでいたので良かった
涼しい空気に包まれて湯に浸かる
風呂は9時半までだが、部屋の内湯はチェックアウト直前まで使える。なので11時直前までお湯と遊べた。
何処にも寄らず帰る。小田原で鮮魚を買いたかったが、水曜は出漁していないようだ
おしまい
次回は野沢温泉 池元→野沢屋連泊の野沢温泉三昧だよおおう ぷー
コメント
ちなみに隣にあるライバル同士で非常に仲が悪いという”きのくにや”にも宿泊予定です。
とむこさんももしや?
それはともかく、当記事はとても参考になりました!感謝です。
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