駒の湯温泉 駒の湯山荘4-5@朝食

夜はそれなりに冷える。ストーブを稼働させるほどではないが布団の中が気持ち良い。真夏は駒の湯も暑苦しくて眠りが浅くなるのだろうか?食堂に置いてあった団扇を見て、汗をかきながら過ごす駒の湯より、6月の少し肌寒い時期の方が意外と快適なのかもしれないな、とふと思った。火照った体をぬる湯で覚ますのは勿論極上なのだが、風呂に浸かりながら寝るわけにはいかない。

夜の歓談があったのでいつもより遅く寝た。それでも5時に目が覚める。外を見ると雲ひとつ無い快晴で、曇または雨の予報だったので嬉しくなってお風呂へ急ぐ。朝5時なのに露天風呂へ行く扉の前にはスリッパがひとつ。僕以外にも物好きはいるもんだ、と露天風呂へ降りていく。一人泊の彼に階段上から「おはようございます」と声を掛け脱衣所から籠を取り出して裸になる。かけ湯してから湯船に使った瞬間、彼は湯船から出ていった。昨日と全く同じタイミングで湯船からいなくなった彼は何を思うのだろうか?僕はあまり気分は良くないよ
湯船は渓谷に位置しているから晴れていても湯船に日は当たらない。
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時間の経過とともに山裾の木々に日が当たり明るく輝き出す
気温が低いのでぬる湯から湯気が出ている
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6時半にとmこが露天風呂に顔を出す。いつも蹴飛ばすまでは目を醒ますことがないのに珍しい
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交互浴を繰り返しお腹が空いてきたせいか、硫化水素臭が甘い卵焼きを連想させる

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夜通し灯油ランプを点けていたためにとmこさんの喉は少しイガイガするらしい
夕食の終盤、朝食に出す魚は「鮎の甘露煮」と「鯖の味噌煮」のどちらが良いか聞かれた。本日の宿泊者は全員リピーターなのでそのような選択肢を用意してくれたのだろう。電話予約時に食事の希望があれば(納豆が駄目・甘露煮は苦手)等のリクエストは聞いてくれるそうである。僕らは基本的に苦手食材は存在しないので甘露煮でもよいが、画的に面白いので鯖の味噌煮をお願いした。
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果物のジュースが朝食で出てくるといつも持て余してしまうのだけど、駒の湯では一番最初にスッと飲んでしまう。体が糖分を求めているのだろうか?
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もっと変な画になるかと思ったけど、鯖の味噌煮も意外と馴染んでしまう
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皿が漆器じゃないのが面白い

おから
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相変わらず超大粒の納豆
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漬物たち
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豆乳が張られた湯豆腐
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小さい鍋だが固形燃料で温められるととても熱くなる。豆腐を食べて、残った豆乳にポン酢を入れると凝固して豆腐のようになる。この鍋を食べ終わる頃には汗が吹き出てくる。

味噌汁は夕飯のときと同じく小鍋で
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わかめ・なめこ・豆腐・長ネギ
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具だくさんで美味しい
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お櫃だけど一人一杯分
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一汁三菜+湯豆腐
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贅沢な朝ご飯。豪華さというのは品数とは無関係

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朝食後はまた露天に行きたい。一人旅の彼も露天風呂へ行きたいはずだ。流石に3回も湯船に使った瞬間に出られて気まずい空気を味わいたくないから、一番にご飯を食べ終わって先に露天風呂へ入ってしまおうと考えた。
 
幸い、僕ら以外の宿泊者はお櫃のお代わりをしていたので誰よりも早く食べ終えた。湯豆腐や味噌汁で体は温まり、汗も吹き出しているので早く風呂に浸かりたい。
 
とmこさんに経緯を説明し「先に行ってるね。ゆっくり食べな」食堂を後にした。
 
とmこさんから聞いた話だと、僕だけ食堂からスッと帰ってしまうと食堂内がしばし沈黙に包まれ居心地が悪かったそうだ。なにか揉め事でもあったのかと勘ぐられるような空気感だったとのことだった。
 
「そういう時は泣き真似をしてみたり泣きながらご飯のお代わりをしたりして期待に答えないと駄目じゃないか」ととmこを叱責する。
 
朝食後は雲がどんどん厚くなり天気予報通りの曇のち雨になりそうな悪化具合。朝一で晴れた露天風呂を堪能しておいて良かった。でも、本当は、朝食後の露天風呂が日光が直接湯船に降り注いでいる時が一番気持ち良いのだけど

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