チェックイン手続きは普通なので省略して部屋に案内される過程から。若くて可愛いお姉さんにお風呂の案内や場所の説明を受けながら部屋まで向かう。トランシーバーなんかを装備してちょっと「できる系」の旅館なのかしらと期待した
一人泊は高台にある「不忘庵」しか予約できない
90段だっけ?階段を登る。
これ、階段が如何に大変かを表現するためにしゃがんでみたりして撮るでしょ。僕も頑張ったよ
階段はねぇ、何度も往復しているうちに面倒臭いなぁって気持ちが強くなる。宿泊前は「階段なんてヘーキヘーキ」と思っていたけどそうでもなかった。大変というより面倒の一言。例えばだよ、風呂に行って脱衣所で手ぬぐいを忘れたことに気づいたら合計270段の上り下りが必要になる。部屋に戻って脱衣所に鍵を置いてきたことに気づいたら又270段の上り下りが必要になる。この破壊力はヤバイ。
湯船はいくつもあって楽しいのに、一旦部屋に戻ってしまうと動く気力が無くなる。夏だったからお風呂でサッパリしても階段を登っているうちに汗が滲んでしまうというのも悪条件だった。
そのデメリットを解消するために必要なもの(ラップトップ・スマホ・デジカメ・タオル・着替え・財布・車の鍵)を全て鞄に入れて行動したのだが、いつも旅行鞄を携えているようになってしまい正しい旅行の形とも思えなかった。不忘庵用に鍵付きロッカーと部屋に帰らなくても体を横にできる仮眠所があれば良いのにな(それはもう部屋だね)。
これ、チェックイン時に部屋に案内されながら、ちらっと見えた画
浴衣やタオルがグシャッと一纏めに廊下に置かれている。「あっ、ちょっと嫌だな。こんな感じの旅館なのかな?」という第一印象は結構当たってしまう。残念ながら
踊り場に出てもうひと頑張り
滑り台があれば下りだけでも楽なのに…
で着いたら高台に横並びで部屋があるのでパタパタ歩く
にの間
踏込みだけで3畳はある。広いが、この空間は古い建物が発する古い臭いで充満している
黴とかの不衛生な匂いじゃないんだけど、できれば嗅ぎたくない系のモアっとする感じ。24時間換気とかの概念がなかった頃の建物だから空気が籠もって淀んでる
8畳間+広縁2畳
階段を沢山上っただけあって、見晴らしは素晴らしい。にの間は不忘庵の中でも一番眺望が良いと思う
車の音や人工音が一切聞こえなくて、蝉の鳴き声が唯一のBGM。少し暑いが窓を開けて縁側で過ごしていると、開湯時の雰囲気を味わえなくもない。屋根さえ目に入らないようにすれば当時の殿様と同じ山並みを見ているはず。山の先には狼煙を上げる仙台藩が、なんてね
ひげ剃りは見かけなかった
洗面所は蛇口だけのリフォームとなんとも慎ましい
便座は新しいけど、やはりその他の圧倒的古さが目につく
。狭いし
空気が籠もっている
湯船は使えませんと説明を受けたがちょっと勿体無いな
源泉が出れば、下まで降りたくない時に気楽にお湯に浸かれて嬉しいのに
お茶を淹れていただきました、ががが
コメント
こちらも丁度、不忘閣のレポしているところですが、不忘庵と西別館の宿泊では不忘閣の評価がずいぶん変わりますよね。
別館でも、空いている場合は一人でも泊めてくれる可能性はあります。
湯小屋と食事をどう評価されるのか?楽しみしています。
あと、部屋や湯小屋のリフォームは少しずつやられているように思います。そちらの部屋のトイレは、この前まではウォシュレットではなかったですよ。
でも。あの狭さはなんとかしてほしいですよね