食事は喫茶去金泉堂の2階にある「御会食室 金泉堂」
朝食の時の画像だけど、こんな感じの個室で食事でした。
エアコンの関係で襖は閉まっている。隣とか廊下を挟んだ部屋の声はよく響くが、一人でむっつりしてるからだろう。
初期配膳
お茶類など
旅館でよく見る冷水ポットが置いてあって、お冷だと思ったら熱湯でした。
これでも飲んでみましょうか。大吟醸でも安いし
僕が気を使って「よん合瓶」って言ってるのに「し合瓶ですね」って言い直しちゃうのは無粋ですよ(ということに拘り始めるのがオッサンなんだよな、と自分にゲンナリ)
まるでワインのような扱い
大吟醸だから、大吟醸の味がする。ややさっぱりめで軽い
「お冷をたくさん飲みたい」とお願いしたらステンレスの立派なピッチャーで持って来てくれました。
その他
メニューにカタカナを使ってはいけないルールでもあるのかね。もしくはフォントがないのか
カタカナをひらがな表記してると、ちょっと体がゾワゾワする
メニュー表の色付きの丸は伊達政宗の陣羽織の模様を模したもの(多分)
始めに
赤紫蘇じゅーす
ふんふん
先付け
一 夏野菜の琥珀寄せ
二 糸瓜と浅利
もずく・山芋・海老にしか見えませんでした
どちらにしても、先付の時点ではまだ体と心が場に馴染んでいなくてふんふんって食べました
葉月 八寸
鬼灯さーもん寿し 川海老唐揚げ
八寸で軽く炭水化物が入ると食欲が増す
苦瓜佃煮でスイッチが入る。佃煮なのに苦味が見え隠れする良い一品
乾酪醤油漬け
燻製かと思ったら醤油漬けなのね
丸十蜜煮
伊達椀 海老しんじょう 蓮根 蓮芋
伊達家の家紋は、ブレザーに刺繍するレベルの派手さ。だいたい家紋多すぎだよ
ほわほわの真丈に蓮芋のシャキシャキが美味しいアクセント。出汁が良いです
お造り 伊達岩魚 縞鯵 甘海老
伊達岩魚
は油の乗りが凄い。醤油につけると油がサーっと広がる。川魚というよりサクラマスのようなでっぷりとした貫禄がある。縞鯵の方がさっぱり感じる位に
伊達岩魚だけで良いかなぁ。もっと食べたい
お凌ぎ 川音亭手打蕎麦
ご近所の川音亭という蕎麦屋の10割蕎麦。10割蕎麦ってゴソゴソした食感なのね。そばの風味が良くて美味でした。お凌ぎなんですがお椀が30センチ位あって蕎麦の量も多いです
煮物
茄子饅頭 車麩 小芋
茄子饅頭というものを初めて食べた
ナスの肉詰めではなくて、鶏ひき肉を茄子で包んでいる。繊細
焼物
坊っちゃんぐらたん 蟹爪 帆立
どこまで食べようか
僕はここまで
美味しい野菜が沢山摂れて幸せ
台物
仙台黒毛和牛陶板焼き
「食事のペースに合わせてご自分で火をつけてお食べください」
「何分位で食べごろですか?」
「・・・」
この質問は僕がいけないのだろうか?だって、何分後に火が通るか目安がないと困るじゃん
山葵は刺身から失敬しています
肉だけさっと食べて野菜はじっくり放置するのが良さそうでした
蒸し物
浅利入り茶碗蒸し
蓋を開けた時に浅利の香りに包まれる。惚れた
椀物・煮物・茶碗蒸しと蓋を開けた時の香りが素晴らしく良いんです。単に出汁の香りではなくて使われている食材の匂いが主張してくる。香りでここまで魅了されたのは初めて
酢の物 太刀魚南蛮漬け
メニューだと後半に表記されてますが、初期配膳に含まれています
お食事 宮城産ひとめぼれ
止椀 冬瓜と茗荷の味噌汁
香の物 浅漬け
大盛り一杯分です。適量
浅漬けはとても涼し気な演出が良い
水菓子 ずんだみるくばばろあ
少量で胃に負担にならない。名物を使っているのも◯
デザートを食べ終わるまで1時間半。酒飲みには最適なペースでした。一品食べ終わって、余韻を味わいながら酒を嗜む時間が取れる。日本酒720ml飲み干せるだけの時間的余裕がありました。一人旅でノンアルだと飽きるかもね
部屋の一角
悪くない(おっさん限定)
部屋に戻ったら、もうお風呂なんか行きたくな~い
ほぼ無音の世界でゆっくり休めるかと思ったら、冷蔵庫が結構うるさい…
コメント
これも不忘閣の魅力。