風情を楽しむために、暗くなってから石段街に繰り出そうと思った。それに昼のカレーはとても腹持ちが良くてお腹が全然空いてくれない。ナンを2枚食べていたら夕食は食べられなかった。空腹になるのは20時頃、と体が言っている
18時過ぎに外からカラオケの音が聞こえ始める。岸権旅館の宴会会場から漏れている音だ。昔から変わっていないんだなぁ、と懐かしい(この件は次の記事に書きます)
19時。まだ完全に暗くなっていないが、風呂にも入り飽きたので外出する
夕闇の石段街が一番寂しくて一番美しいかもしれない
気温は15度。これからもっと寒くなるだろうなという冷気を感じる
「大正浪漫 黒船屋」昼はカレー屋・夜はラーメン屋というお店。横手館のそば
夜はらぁめんの提灯が現れる
店に入る直前まで営業形態を理解しておらず、丸本館を出る直前に再確認した時に夜はラーメン屋という事を知った。「(昼がカレーだったにも関わらす)ラーメンだけかぁ、う~ん…」と悩んだが、禁煙のお店ストックはこの黒船屋とナイジェルバーガースタンドしかない。二人してハンバーガーも博打だし、とりあえず店に入る事にした
ドアを開けるとご主人が「夜はラーメンだけですが良いですか?」と確認してくる
席に着き注文を決め「すいません」と呼ぶと「お待ち下さい」と返事が帰ってくる。ほんの少しだけ、呼んだことを咎められたようなニュアンスを感じた
大きなピッチャーに氷入りの冷水を持って現れる
心がほぐれないまま、注文を終える
瓶ビール 800円
おつまみ炙りチャーシュー 600円
ぱりぱり餃子 500円
黄金ラーメン 950円
取り皿も料理毎に2人分用意してくれるし、ラーメンですら小分け用の小さい丼を持ってきてくれる。もう少し笑顔があっても良いかなと思うけど、僕はこの人の姿勢は嫌いじゃない。無骨なだけなんだと思う。「もてなせもてなせ」系の観光客の口コミが評価を下げているようだけど、観光地であんまり多くを求めるなと。横柄と無骨は違う。でももう少し笑顔があっても良いよ
次は「映えw」の為にお店を変えます。ナイジェルバーガースタンド
昼間
夜
注文は店外で
ビールのメニューを見てもさっぱりわからない。ビールの銘柄なんて知らないもん
「170種類以上置いてあるので好みを教えてくれればおすすめをご用意します」
「黒ビールでもったりしているものを」
「アルコール度数は高くても良いですか」
「大丈夫です」
ご主人が出てきて空ビール瓶を次から次へと並べ始める。「これはイタリア、これはエストニア、これはこれはこれはこれは…」
※画像をお借りしました
ラベル買い!!
!!!
(正確には「これはちょっと高くて1,800円になりますがよいですか?」「・・・大丈夫です」)
「高いからやめます」って言えないねぇ。僕がその時思ったのは「高いからホントはやめたい」ではなく「わぁお!たけぇ!!」という驚きだけだった。財布に6000万くらい入っていたので、高いのは別に構わなかった。でも、瓶に値札が付いていたら選ばなかったけどww
白い馬がWhite Pony Microbreweryという醸造所のロゴマークらしい。非常に悪い顔をしている
アルコール度数は10%
注文が終わったら会計して店内へ
教えられた通り、蓋を開ける
「スコッ」という感触と共に綺麗に栓が抜ける
色んな場所に栓抜きがある
とmこじゃないよ、栓抜きだよ
黒ビールを頼んでおきながら、注いだ時に墨汁のような液体が出てきて二人してビビる
とmこさんはピンクグレープフルーツジュース
伊香保とは思えぬ店内だが
窓の外はちゃんと伊香保伊香保している
ポツポツと夜の伊香保神社方向へ行く人がいる。河鹿橋のライトアップでも見に行ってんのかね
ハンバーガーは注文から20分掛かるとアナウンスが有ったので、貸切状態の店内でキャッキャッして遊びながら待つ。時間は腐るほどある
ナイジェルバーガー 1,200円
ソースやチーズで摩擦係数が下がっているのでクネクネといやらしい動きをする
形を保つのが大変だ。こういう見た目重視・実用性皆無な高さのハンバーガーには金串とかが刺さっていたりしないのか?せめてナイフとフォークがあれば良いのに。改めておじいさんには理解できない
ま、その食べにくさについて二人でキャッキャッと騒いで楽しんだんだけども
口をどんなに大きく開けても具をついばむ程度しか口に入らず、最終的に肉だけ取り残された
どうでも良いけど大きく口を開けて食べようとすると、鼻に皺が寄ります
(数人、試した人がいる気がする。)
いつの間にか夜の石段街に変わっていた
さて、次は8年温めていたメインイベントだ。伊香保の夜は長い