とむこの悪口帳

伊香保温泉 丸本館1-3@大正浪漫 黒船屋 ナイジェルバーガースタンド

早朝出発なので、朝食を優雅に食べることはできない。宿泊プランに「朝食付き」はあっても「夕食のみ」プランは殆ど見かけない。そんな事情で素泊まりで宿泊したが、決して丸本館の食事に不満があるからじゃない。宿から出ずに食事が出てきたほうが嬉しいし、夕食の準備の匂いが館内に漂ってきたときに「ここの食事は良いだろうな、食べてみたいな」と思った。それにさ、素泊まりで一人5,000円という低料金で泊まっているのに、今回の夕食で10,000円以上使ってるんだよ。散財しすぎっしょ(7,000円は飲み物代です)



風情を楽しむために、暗くなってから石段街に繰り出そうと思った。それに昼のカレーはとても腹持ちが良くてお腹が全然空いてくれない。ナンを2枚食べていたら夕食は食べられなかった。空腹になるのは20時頃、と体が言っている

18時過ぎに外からカラオケの音が聞こえ始める。岸権旅館の宴会会場から漏れている音だ。昔から変わっていないんだなぁ、と懐かしい(この件は次の記事に書きます)

19時。まだ完全に暗くなっていないが、風呂にも入り飽きたので外出する
日帰りの人はもう帰ったし食事付きの人は食事中だし、お店はしまったし、という閑散とした時間帯

夕闇の石段街が一番寂しくて一番美しいかもしれない

気温は15度。これからもっと寒くなるだろうなという冷気を感じる


「大正浪漫 黒船屋」昼はカレー屋・夜はラーメン屋というお店。横手館のそば



夜はらぁめんの提灯が現れる


店に入る直前まで営業形態を理解しておらず、丸本館を出る直前に再確認した時に夜はラーメン屋という事を知った。「(昼がカレーだったにも関わらす)ラーメンだけかぁ、う~ん…」と悩んだが、禁煙のお店ストックはこの黒船屋とナイジェルバーガースタンドしかない。二人してハンバーガーも博打だし、とりあえず店に入る事にした

ドアを開けるとご主人が「夜はラーメンだけですが良いですか?」と確認してくる
ご主人ワンオペのようだ。表情が少し硬い



席に着き注文を決め「すいません」と呼ぶと「お待ち下さい」と返事が帰ってくる。ほんの少しだけ、呼んだことを咎められたようなニュアンスを感じた

大きなピッチャーに氷入りの冷水を持って現れる


心がほぐれないまま、注文を終える





瓶ビール 800円


おつまみ炙りチャーシュー 600円
見た目はとても濃そうだが、クドくなく柔らかい
浸かっているタレも塩辛くない。香ばしくて美味しい
チャーシュー丼のほうが良かったか。でもこれからハンバーガーを食べなくちゃだから

ぱりぱり餃子 500円
ふんふん

黄金ラーメン 950円

普段ラーメンを食べないので、上手な表現ができませんが美味しかったです。夜に旅館から繰り出した人用なのか、量はライト

取り皿も料理毎に2人分用意してくれるし、ラーメンですら小分け用の小さい丼を持ってきてくれる。もう少し笑顔があっても良いかなと思うけど、僕はこの人の姿勢は嫌いじゃない。無骨なだけなんだと思う。「もてなせもてなせ」系の観光客の口コミが評価を下げているようだけど、観光地であんまり多くを求めるなと。横柄と無骨は違う。でももう少し笑顔があっても良いよ

次は「映えw」の為にお店を変えます。ナイジェルバーガースタンド

昼間


この場所はもう石段街とはいえない場所で街灯もないから周りは真っ暗闇。店だけ光り輝いている

注文は店外で
おしゃれなのは分かるけど、英語がメインで日本語がサブのメニューは見辛い。おじいさんは小さい文字が読めない。冊子になっていればゆっくり確認できるけど、掲示だけだと目がチカチカするだけで情報が入ってこない
ファストフード店での注文も意味もなく焦る性格なので

「Kimuchi DAIKON」とかの大文字と小文字の変化球も見づらさに拍車をかける


ビールのメニューを見てもさっぱりわからない。ビールの銘柄なんて知らないもん
「170種類以上置いてあるので好みを教えてくれればおすすめをご用意します」
「黒ビールでもったりしているものを」
「アルコール度数は高くても良いですか」
「大丈夫です」

ご主人が出てきて空ビール瓶を次から次へと並べ始める。「これはイタリア、これはエストニア、これはこれはこれはこれは…」
親切なのか遊ばれてんのか小馬鹿にされてんのか正直わからん。だって瓶見てもわからないもん。溢れんばかりに瓶が出てきたけど、なんかもっと並べたそうだった



※画像をお借りしました

ラベル買い!!
 「1800円になります」

!!!

(正確には「これはちょっと高くて1,800円になりますがよいですか?」「・・・大丈夫です」)

「高いからやめます」って言えないねぇ。僕がその時思ったのは「高いからホントはやめたい」ではなく「わぁお!たけぇ!!」という驚きだけだった。財布に6000万くらい入っていたので、高いのは別に構わなかった。でも、瓶に値札が付いていたら選ばなかったけどww

白い馬がWhite Pony Microbreweryという醸造所のロゴマークらしい。非常に悪い顔をしている
アルコール度数は10%

注文が終わったら会計して店内へ
おしゃれ、というかやや前衛的でおじいちゃんには理解しづらい世界
店内はラッカー臭さが気になる
冷水



教えられた通り、蓋を開ける

「スコッ」という感触と共に綺麗に栓が抜ける
普段は口で開けているので、とても便利に思った

色んな場所に栓抜きがある

とmこじゃないよ、栓抜きだよ

黒ビールを頼んでおきながら、注いだ時に墨汁のような液体が出てきて二人してビビる
黒ビールって納豆汁だよな、と個人的にいつも思う。希少性の1800円

とmこさんはピンクグレープフルーツジュース
なんかおしゃれ

伊香保とは思えぬ店内だが

窓の外はちゃんと伊香保伊香保している

ポツポツと夜の伊香保神社方向へ行く人がいる。河鹿橋のライトアップでも見に行ってんのかね

ハンバーガーは注文から20分掛かるとアナウンスが有ったので、貸切状態の店内でキャッキャッして遊びながら待つ。時間は腐るほどある

ナイジェルバーガー 1,200円
スリッパみたいなベーコンがはみ出している

ソースやチーズで摩擦係数が下がっているのでクネクネといやらしい動きをする

形を保つのが大変だ。こういう見た目重視・実用性皆無な高さのハンバーガーには金串とかが刺さっていたりしないのか?せめてナイフとフォークがあれば良いのに。改めておじいさんには理解できない

ま、その食べにくさについて二人でキャッキャッと騒いで楽しんだんだけども

口をどんなに大きく開けても具をついばむ程度しか口に入らず、最終的に肉だけ取り残された
ベーコンがしょっぱくてしょっぱくて、ベーコンはとてもしょっぱくて体に悪いと思いました

どうでも良いけど大きく口を開けて食べようとすると、鼻に皺が寄ります

(数人、試した人がいる気がする。)

いつの間にか夜の石段街に変わっていた


さて、次は8年温めていたメインイベントだ。伊香保の夜は長い
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